8月11日開催の『RIZIN.54』(TOYOTA ARENA TOKYO)で、現役女子高生ファイターのNOELとの対戦が決定した、“不屈の睡蓮”ケイト・ロータス。大みそか大会で行われるスーパーアトム級王者決定戦を目指し、「見えないトーナメント」に挑む。
RENAに敗れた屈辱のRIZIN初参戦から2年、3つの勝ち星を重ねてきた。真価が問われる3年目、自身はもちろんRIZINにおける女子格闘技の存在意義をかけた大一番に向けて静かに闘志を燃やすケイトに、オリコンニュースは初の単独インタビューを実施。大いなる野望とベルトへの思いを語った。
■成長と課題を感じたペレス戦 3月、5月、8月の連戦は「プラス面が大きい」
――本日はマスクをされていますが、風邪を引かれたのですか?
【ケイト】実は、顔の右半分に湿疹ができてしまって、メイクがNGと言われたので、マスクをさせていただきました。最初は蚊に刺されたくらいだったんですけど、徐々に広がって「たむしかな?」と思って病院に行って、もらった薬を塗ってたらどんどん広がってしまって。原因不明なのですごくストレスですし、メイクもできない。もし、試合までに治ってなくても、皆さん私の肌のことについては触れないでください(苦笑)。ただ、風邪じゃないので安心していただきたいですし、体調はめちゃくちゃ元気です。
――先日の会見は大会ごとのカード発表ではなく、7〜9月大会に出場する女性ファイターが集まった珍しい形式でした。結婚式場だったので黒い華やかなドレスがステキでしたね。
【ケイト】あんな形式は初めてでしたね。ドレスはホンマは白色を着たかったんですけど「白を着ていいんかな?」って思って黒にしました(笑)。(須田)萌里ちゃんが白いドレスだったので、かぶらなくて良かったです。
――今年は3月の有明大会、5月の神戸大会、そして8月大会と早くも3戦目です。連戦となっていますがコンディションは順調ですか?
【ケイト】キツイのは減量くらいで、自分のモチベーションは試合があったほうがいい状態を保てているので、ずっと試合モードでいられるのはプラス面が大きいですね。
――真夏の試合になりますが、暑い時期は得意ですか?
【ケイト】自分は冬の方が好きで、夏が大っ嫌いなんで、ちょっと(エンカジムーロ・)ズールーっぽくなるかもしれない(苦笑)。2年前にRENA選手に負けたのも夏だったので、今年は絶対に乗り越えます。
――5月のケイティ・ペレス戦も振り返っていただきたいのですが、あの試合で成長や課題を感じたところは?
【ケイト】寝技は対策練習をしていた部分はけっこう出せて、バックチョークに入られても自分的には自信があったんで全く怖くなかったです。前足のテイクダウンを取られてもそのまま自分がバックにつく練習もしていたので、本当にやってきた通りできたかなって感じでした。逆に、打撃では練習してきたことがあんまり出せなかったというか、「倒さないと」って意識が強くなりすぎて、距離がすごい近くなってしまって、全体的に空振ってしまいました。倒したい気持ちがホンマに強く出すぎてしまって、いい意味ではアグレッシブにできたと思うんですけど、逆に言えばもう少し冷静に戦えていたら一本狙えたところもあったし。ハイキックも2回当たったけど、自分が冷静になってもう半歩下がりながら打てたらKOできたかなとか。そういう細かい部分がまだ雑かなと感じました。
――ペレス戦はこれまでのRIZINでの試合に比べて、アグレッシブさを感じることができました。日々の積み重ねによって、徐々に前に出られるようになったのでしょうか?
【ケイト】自分のスタイルとしては、今はあんまり前に出すぎなくてもいいスタイルを作っていて、カウンターも当てられる選手になりたいです。でも、技術に頼りすぎると手が出せなくなって、試合自体が面白くないって言われるので。技術ももちろん大事だけど、ガツガツと前に出る初心みたいな気持ちも大事だと考えています。次に対戦するNOEL選手も前に出て来るし、極めも強い選手なので、絶対に面白い試合になると思います。
■NOELへのリスペクトと闘争心「自分にない部分だからこそ奪い取りたい」
――何度も対戦要求されていたNOEL選手への感情は、リスペクトですか、闘争心ですか?
【ケイト】うーん、半々かな。戦うにあたって、相手がいてくれるっていうのは感謝しています。彼女は勝ってる試合は全部一本勝ちでフィニッシュしていて、それは自分にない部分だから、尊敬というかすごいなとは思う反面、自分にないからこそ奪い取りたいというか。そういう闘争心もありますね。
――現役女子高生という若い選手に挑まれることについては?
【ケイト】年上とか年下とか自分は気にしてなくて。SNSでバーっと自分に対してのラブコールは「若いな」とは感じますけど、たぶん自分も10代やったらそんな感じやったんかなと思うんで(笑)、そこは特に何も思わないです。
――ケイト選手はどんな女子高生だったのですか?
【ケイト】地元の神戸の家から近い女子校に通っていて、服飾学科だったのでドレスを作ったりとか、おとなしい感じの子でした。部活やってなかったので、放課後になるとみんなが部活に行ったりするなか、自分はずっと筋トレしてました(笑)。
――筋トレに目覚めたきっかけは?
【ケイト】中学で部活中に怪我してそのまま引退しちゃって、体力持て余してエネルギー発散するところないんで、ちょっと反抗期になってしまって。そしたら、お母さんに「そのエネルギーを運動にぶつけろ」って言われて、お母さんが行ってたフィットネスクラブについて行ったら、もう筋トレが楽しすぎて「あ、これやこれや」みたいにハマりました。
――そこから格闘技へつながったのですか?
【ケイト】高校卒業してすぐそのジムで働かせてもらって、働きながらフィジークの大会に出ていて、そこから格闘技みたいな感じなので、ただただ体動かすことが好きなだけです(笑)。
――現在18歳のNOEL選手はRIZINでRENA選手を見たことをきっかけに、12歳からMMAの練習を始めたので、実はケイト選手とMMAキャリアはあまり変わらないんですよね。
【ケイト】そっか、自分が始めたのが21歳だったから(現在28歳)。小さい頃からMMAの練習をできた環境っていうのは、素直に羨ましいですし、ずっと続けられたのはすごいと思います。NOEL選手がRENA選手に憧れたように、自分も「ケイト・ロータス選手を見て格闘技を始めました」って憧れてもらえるような選手でいたいですね。
――いい勝ち方ができれば、大みそかにRENA選手とベルトを賭けて戦う可能性もあります。
【ケイト】もちろん大みそかでやりたいですし、先日の会見でRENA選手が「いつ終わってもいいという心意気で試合に臨みたい」と発言したじゃないですか。まだ辞めてほしくないですし、自分がしっかり勝ってから引退してほしいので、勝ち逃げされたくないです。大みそかにRENA選手と戦えるなら、NOEL戦はもっともっと気合が入ります。
――RIZINデビューから2年、知名度の向上を感じることはありますか?
【ケイト】どうなんだろう…、SNSの数字は伸びてるんですけど、自分が住んでる地元では変化はあまりなくて。ただ、渋谷とかに行ったら若い子に声をかけていただけるんで、その点では知名度は増えたのかな。
――人目が気になったりしますか?
【ケイト】全然気にしないですよ。練習終わりとかも、ちょんまげでリュック背負ってのほほんって歩いてるし(笑)。インスタとか見たらキラキラしてるみたいに思われるかもしれないんですけど、もう全然。服飾を勉強していたのにジャージばっかりで(笑)、自分にとっては1にも2にも練習なので。
――アンチの声などは気になりますか?
【ケイト】初めてDEEPに出させてもらった時に、1回目の知名度がグッと上がったんですけど、その時の方がアンチというか世間体を気にしていました。今は本当に気にしなくなったというか、アンチも結局は自分のインスタとかTikTokをフォローして、わざわざ時間を割いてコメントしてくれて。結局それって何かお仕事をいただくきっかけにもなるので、自分からしたらアンチでも「ありがとうございます」って感じです。自分の生活を豊かにしてくれたら、練習ももっともっとできるし、そこにお金を費やせます。もちろんメンタルのアップダウンはありますけど、自分のファンクラブに入ってくれてる人が熱心に応援してくれてるのに、しょうもない人の声を聞いて落ち込むのはホンマにもったいないですよね。人生は長くないし、選手生命も長くないから、そこを気にかけてる暇はないですね。
■読書と花で整える素顔 ベルトへ向かう原動力は「応援してくれる人たち」
――オフの日のリフレッシュ方法は?
【ケイト】本を読むのが好きで最近は小説を読みますが、漫画も小さい頃からずっと読んでいて、青年誌系の『ウシジマくん』とか『九条の大罪』とか、ちょっとグロい系とか裏社会っぽい作品がお気に入りです。普通の本だと自己啓発とかエッセイ集もよく読むし、恋愛小説も好きで凪良ゆうさんの作品は全部読んでいます。花や観葉植物を飾った部屋で読書するのが好きな、普通の女性なんです(笑)。
――ドラマや恋愛バラエティーは見ますか?
【ケイト】ABEMAの『時計仕掛けのマリッジ』に自分のスポンサーさんが男性側で出ていたので、見ていました。「こんな恋愛してるんですか」ってめっちゃ面白くて、自分も格闘技を引退して結婚できなかったら、出させてもらおうかな(笑)。
――会見で檄を飛ばしていた前王者の伊澤星花選手とは、以前に同じジムだったんですよね?
【ケイト】K-Clannで一緒でしたが、星花ちゃんがJTTに行ってからは全く連絡を取っていないです。もともとプライベートで遊ぶ仲とかではなく、格闘家としてすごく尊敬していたので、自分の中で分けてるというか。ベルトを持っていた選手で、自分はそこを目標にしてるから、仲良くするのは違うと思っていて。別に嫌いとかそういう感情もなく、同じジムのときはずっとセコンドについてもらっていました。格闘家としてはもちろん、同い年の女性としても羨ましいところだらけです。ベルトを持って、家も建てられて、ステキな旦那さんもいて、子どもにも恵まれて。人生“全クリ”してるよって(笑)。だから、せめて格闘技では勝てるようにもっと精進していきます。
――ケイト選手が格闘技を続ける原動力は何ですか?
【ケイト】なんなんやろ、考えたことないな…。昔から、何かを学んでそれができるようになることが好きで、たぶん今はそれがたまたま格闘技なのかな。目標を1つ1つ達成していくのも、小さい時からすごい好きなんで、今は1つずつ勝ってベルトっていう目標をクリアするまではその原動力は消えないと思います。あとは、ずっと応援してくださる人たちです。結果がどうであれ、内容がどうであれ「引退するまで応援するよ」って言ってくれてる人たちがいてくれて。その人たちの時間をもらってるわけじゃないですか。
試合見に来てくれたり、インスタに温かいコメントしてくれたり。時間もいただいているので、そういう人たちを裏切りたくないっていうのが原動力ですかね。
――そういう人たちの支えがあるから、つらい練習も乗り越えられるんですね。
【ケイト】練習は毎日めっちゃ楽しいんですよ。厳しい練習もあるけど、やりきった後には「やってよかった」って、いつもコーチの横田さんに言ってます。やる前はめっちゃ文句言うんですけど、やった後は「やっぱいいっすね、やっぱ気持ちいいっすね」って(笑)。メンタル面は横田コーチに任せていて、寝技も専門的なジムで習って、打撃はシュートボクシングに出ていた伏見(和之)さんに教わっています。
――疲れが溜まったときの解消方法は?
【ケイト】減量期は食べられないので、漫画を読んだりお花を買ったり、あとはいつも以上にキレイに掃除したり、家事をめっちゃやります。家が荒れてたらストレスが溜まって練習も荒れちゃうタイプなので、疲れてるときほど日頃の行動を丁寧にして、それでリセットするタイプです。
――普段は格闘技を見ますか?
【ケイト】全く見ないですが、UFCホワイトハウス大会だけは見ました。格闘技を見てたら「自分もこれができるかも」って研究したくなるし、アドレナリンも出ちゃうので、練習が終わったら切り替えるために見ないようにしています。
――最後に、ケイト選手が出場する『RIZIN.54』で行われるクレベル・コイケvs.秋元強真戦の予想をお願いします。
【ケイト】秋元選手の打撃で勝ちそうな気がします。絶対に寝技になる展開も出てくると思いますが、そこのスクランブルも秋元選手は強いですし。どちらにせよレベルの高い攻防が見られるかなと勝手にワクワクしています。
◆『RIZIN.54』
8月11日/TOYOTA ARENA TOKYO
【対戦カード】
・クレベル・コイケ vs. 秋元強真
・佐藤将光 vs. パッチー・ミックス
・後藤丈治 vs. アジズベク・テミロフ
・伊藤裕樹 vs. アリベク・ガジャマトフ
・ケイト・ロータス vs. NOEL
・水野新太 vs. リー・カイウェン
・直樹 vs. 細川一颯
・平本丈 vs. ジョリー
・摩嶋一整 vs. 武田光司
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
RENAに敗れた屈辱のRIZIN初参戦から2年、3つの勝ち星を重ねてきた。真価が問われる3年目、自身はもちろんRIZINにおける女子格闘技の存在意義をかけた大一番に向けて静かに闘志を燃やすケイトに、オリコンニュースは初の単独インタビューを実施。大いなる野望とベルトへの思いを語った。
■成長と課題を感じたペレス戦 3月、5月、8月の連戦は「プラス面が大きい」
――本日はマスクをされていますが、風邪を引かれたのですか?
【ケイト】実は、顔の右半分に湿疹ができてしまって、メイクがNGと言われたので、マスクをさせていただきました。最初は蚊に刺されたくらいだったんですけど、徐々に広がって「たむしかな?」と思って病院に行って、もらった薬を塗ってたらどんどん広がってしまって。原因不明なのですごくストレスですし、メイクもできない。もし、試合までに治ってなくても、皆さん私の肌のことについては触れないでください(苦笑)。ただ、風邪じゃないので安心していただきたいですし、体調はめちゃくちゃ元気です。
――先日の会見は大会ごとのカード発表ではなく、7〜9月大会に出場する女性ファイターが集まった珍しい形式でした。結婚式場だったので黒い華やかなドレスがステキでしたね。
【ケイト】あんな形式は初めてでしたね。ドレスはホンマは白色を着たかったんですけど「白を着ていいんかな?」って思って黒にしました(笑)。(須田)萌里ちゃんが白いドレスだったので、かぶらなくて良かったです。
――今年は3月の有明大会、5月の神戸大会、そして8月大会と早くも3戦目です。連戦となっていますがコンディションは順調ですか?
【ケイト】キツイのは減量くらいで、自分のモチベーションは試合があったほうがいい状態を保てているので、ずっと試合モードでいられるのはプラス面が大きいですね。
【ケイト】自分は冬の方が好きで、夏が大っ嫌いなんで、ちょっと(エンカジムーロ・)ズールーっぽくなるかもしれない(苦笑)。2年前にRENA選手に負けたのも夏だったので、今年は絶対に乗り越えます。
――5月のケイティ・ペレス戦も振り返っていただきたいのですが、あの試合で成長や課題を感じたところは?
【ケイト】寝技は対策練習をしていた部分はけっこう出せて、バックチョークに入られても自分的には自信があったんで全く怖くなかったです。前足のテイクダウンを取られてもそのまま自分がバックにつく練習もしていたので、本当にやってきた通りできたかなって感じでした。逆に、打撃では練習してきたことがあんまり出せなかったというか、「倒さないと」って意識が強くなりすぎて、距離がすごい近くなってしまって、全体的に空振ってしまいました。倒したい気持ちがホンマに強く出すぎてしまって、いい意味ではアグレッシブにできたと思うんですけど、逆に言えばもう少し冷静に戦えていたら一本狙えたところもあったし。ハイキックも2回当たったけど、自分が冷静になってもう半歩下がりながら打てたらKOできたかなとか。そういう細かい部分がまだ雑かなと感じました。
――ペレス戦はこれまでのRIZINでの試合に比べて、アグレッシブさを感じることができました。日々の積み重ねによって、徐々に前に出られるようになったのでしょうか?
【ケイト】自分のスタイルとしては、今はあんまり前に出すぎなくてもいいスタイルを作っていて、カウンターも当てられる選手になりたいです。でも、技術に頼りすぎると手が出せなくなって、試合自体が面白くないって言われるので。技術ももちろん大事だけど、ガツガツと前に出る初心みたいな気持ちも大事だと考えています。次に対戦するNOEL選手も前に出て来るし、極めも強い選手なので、絶対に面白い試合になると思います。
■NOELへのリスペクトと闘争心「自分にない部分だからこそ奪い取りたい」
――何度も対戦要求されていたNOEL選手への感情は、リスペクトですか、闘争心ですか?
【ケイト】うーん、半々かな。戦うにあたって、相手がいてくれるっていうのは感謝しています。彼女は勝ってる試合は全部一本勝ちでフィニッシュしていて、それは自分にない部分だから、尊敬というかすごいなとは思う反面、自分にないからこそ奪い取りたいというか。そういう闘争心もありますね。
――現役女子高生という若い選手に挑まれることについては?
【ケイト】年上とか年下とか自分は気にしてなくて。SNSでバーっと自分に対してのラブコールは「若いな」とは感じますけど、たぶん自分も10代やったらそんな感じやったんかなと思うんで(笑)、そこは特に何も思わないです。
――ケイト選手はどんな女子高生だったのですか?
【ケイト】地元の神戸の家から近い女子校に通っていて、服飾学科だったのでドレスを作ったりとか、おとなしい感じの子でした。部活やってなかったので、放課後になるとみんなが部活に行ったりするなか、自分はずっと筋トレしてました(笑)。
――筋トレに目覚めたきっかけは?
【ケイト】中学で部活中に怪我してそのまま引退しちゃって、体力持て余してエネルギー発散するところないんで、ちょっと反抗期になってしまって。そしたら、お母さんに「そのエネルギーを運動にぶつけろ」って言われて、お母さんが行ってたフィットネスクラブについて行ったら、もう筋トレが楽しすぎて「あ、これやこれや」みたいにハマりました。
――そこから格闘技へつながったのですか?
【ケイト】高校卒業してすぐそのジムで働かせてもらって、働きながらフィジークの大会に出ていて、そこから格闘技みたいな感じなので、ただただ体動かすことが好きなだけです(笑)。
――現在18歳のNOEL選手はRIZINでRENA選手を見たことをきっかけに、12歳からMMAの練習を始めたので、実はケイト選手とMMAキャリアはあまり変わらないんですよね。
【ケイト】そっか、自分が始めたのが21歳だったから(現在28歳)。小さい頃からMMAの練習をできた環境っていうのは、素直に羨ましいですし、ずっと続けられたのはすごいと思います。NOEL選手がRENA選手に憧れたように、自分も「ケイト・ロータス選手を見て格闘技を始めました」って憧れてもらえるような選手でいたいですね。
――いい勝ち方ができれば、大みそかにRENA選手とベルトを賭けて戦う可能性もあります。
【ケイト】もちろん大みそかでやりたいですし、先日の会見でRENA選手が「いつ終わってもいいという心意気で試合に臨みたい」と発言したじゃないですか。まだ辞めてほしくないですし、自分がしっかり勝ってから引退してほしいので、勝ち逃げされたくないです。大みそかにRENA選手と戦えるなら、NOEL戦はもっともっと気合が入ります。
――RIZINデビューから2年、知名度の向上を感じることはありますか?
【ケイト】どうなんだろう…、SNSの数字は伸びてるんですけど、自分が住んでる地元では変化はあまりなくて。ただ、渋谷とかに行ったら若い子に声をかけていただけるんで、その点では知名度は増えたのかな。
――人目が気になったりしますか?
【ケイト】全然気にしないですよ。練習終わりとかも、ちょんまげでリュック背負ってのほほんって歩いてるし(笑)。インスタとか見たらキラキラしてるみたいに思われるかもしれないんですけど、もう全然。服飾を勉強していたのにジャージばっかりで(笑)、自分にとっては1にも2にも練習なので。
――アンチの声などは気になりますか?
【ケイト】初めてDEEPに出させてもらった時に、1回目の知名度がグッと上がったんですけど、その時の方がアンチというか世間体を気にしていました。今は本当に気にしなくなったというか、アンチも結局は自分のインスタとかTikTokをフォローして、わざわざ時間を割いてコメントしてくれて。結局それって何かお仕事をいただくきっかけにもなるので、自分からしたらアンチでも「ありがとうございます」って感じです。自分の生活を豊かにしてくれたら、練習ももっともっとできるし、そこにお金を費やせます。もちろんメンタルのアップダウンはありますけど、自分のファンクラブに入ってくれてる人が熱心に応援してくれてるのに、しょうもない人の声を聞いて落ち込むのはホンマにもったいないですよね。人生は長くないし、選手生命も長くないから、そこを気にかけてる暇はないですね。
■読書と花で整える素顔 ベルトへ向かう原動力は「応援してくれる人たち」
――オフの日のリフレッシュ方法は?
【ケイト】本を読むのが好きで最近は小説を読みますが、漫画も小さい頃からずっと読んでいて、青年誌系の『ウシジマくん』とか『九条の大罪』とか、ちょっとグロい系とか裏社会っぽい作品がお気に入りです。普通の本だと自己啓発とかエッセイ集もよく読むし、恋愛小説も好きで凪良ゆうさんの作品は全部読んでいます。花や観葉植物を飾った部屋で読書するのが好きな、普通の女性なんです(笑)。
――ドラマや恋愛バラエティーは見ますか?
【ケイト】ABEMAの『時計仕掛けのマリッジ』に自分のスポンサーさんが男性側で出ていたので、見ていました。「こんな恋愛してるんですか」ってめっちゃ面白くて、自分も格闘技を引退して結婚できなかったら、出させてもらおうかな(笑)。
――会見で檄を飛ばしていた前王者の伊澤星花選手とは、以前に同じジムだったんですよね?
【ケイト】K-Clannで一緒でしたが、星花ちゃんがJTTに行ってからは全く連絡を取っていないです。もともとプライベートで遊ぶ仲とかではなく、格闘家としてすごく尊敬していたので、自分の中で分けてるというか。ベルトを持っていた選手で、自分はそこを目標にしてるから、仲良くするのは違うと思っていて。別に嫌いとかそういう感情もなく、同じジムのときはずっとセコンドについてもらっていました。格闘家としてはもちろん、同い年の女性としても羨ましいところだらけです。ベルトを持って、家も建てられて、ステキな旦那さんもいて、子どもにも恵まれて。人生“全クリ”してるよって(笑)。だから、せめて格闘技では勝てるようにもっと精進していきます。
――ケイト選手が格闘技を続ける原動力は何ですか?
【ケイト】なんなんやろ、考えたことないな…。昔から、何かを学んでそれができるようになることが好きで、たぶん今はそれがたまたま格闘技なのかな。目標を1つ1つ達成していくのも、小さい時からすごい好きなんで、今は1つずつ勝ってベルトっていう目標をクリアするまではその原動力は消えないと思います。あとは、ずっと応援してくださる人たちです。結果がどうであれ、内容がどうであれ「引退するまで応援するよ」って言ってくれてる人たちがいてくれて。その人たちの時間をもらってるわけじゃないですか。
試合見に来てくれたり、インスタに温かいコメントしてくれたり。時間もいただいているので、そういう人たちを裏切りたくないっていうのが原動力ですかね。
――そういう人たちの支えがあるから、つらい練習も乗り越えられるんですね。
【ケイト】練習は毎日めっちゃ楽しいんですよ。厳しい練習もあるけど、やりきった後には「やってよかった」って、いつもコーチの横田さんに言ってます。やる前はめっちゃ文句言うんですけど、やった後は「やっぱいいっすね、やっぱ気持ちいいっすね」って(笑)。メンタル面は横田コーチに任せていて、寝技も専門的なジムで習って、打撃はシュートボクシングに出ていた伏見(和之)さんに教わっています。
――疲れが溜まったときの解消方法は?
【ケイト】減量期は食べられないので、漫画を読んだりお花を買ったり、あとはいつも以上にキレイに掃除したり、家事をめっちゃやります。家が荒れてたらストレスが溜まって練習も荒れちゃうタイプなので、疲れてるときほど日頃の行動を丁寧にして、それでリセットするタイプです。
――普段は格闘技を見ますか?
【ケイト】全く見ないですが、UFCホワイトハウス大会だけは見ました。格闘技を見てたら「自分もこれができるかも」って研究したくなるし、アドレナリンも出ちゃうので、練習が終わったら切り替えるために見ないようにしています。
――最後に、ケイト選手が出場する『RIZIN.54』で行われるクレベル・コイケvs.秋元強真戦の予想をお願いします。
【ケイト】秋元選手の打撃で勝ちそうな気がします。絶対に寝技になる展開も出てくると思いますが、そこのスクランブルも秋元選手は強いですし。どちらにせよレベルの高い攻防が見られるかなと勝手にワクワクしています。
◆『RIZIN.54』
8月11日/TOYOTA ARENA TOKYO
【対戦カード】
・クレベル・コイケ vs. 秋元強真
・佐藤将光 vs. パッチー・ミックス
・後藤丈治 vs. アジズベク・テミロフ
・伊藤裕樹 vs. アリベク・ガジャマトフ
・ケイト・ロータス vs. NOEL
・水野新太 vs. リー・カイウェン
・直樹 vs. 細川一颯
・平本丈 vs. ジョリー
・摩嶋一整 vs. 武田光司
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
2026/07/11