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ピエール瀧の怪演が炸裂 『NEW GROUP』恐怖と笑いが交錯する本編映像公開

 下津優太監督による映画『NEW GROUP』(6月12日公開)より、本編映像の一部が解禁された。映像では、ピエール瀧演じる謎の校長が山田杏奈青木柚が演じる高校生たちを“集団”へと勧誘する、不気味かつコミカルなシーンが映し出されている。

映画『NEW GROUP』(6月12日公開) (C)2026映画「NEW GROUP」製作委員会

映画『NEW GROUP』(6月12日公開) (C)2026映画「NEW GROUP」製作委員会

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 商業映画監督デビュー作『みなに幸あれ』(2024年)では「幸せは人の不幸の上に成り立っている」というテーマを描き話題を呼んだが、『NEW GROUP』では組体操という“集団行動”をモチーフに、人間の集団心理の危うさと魅力を描くSFサイコエンタテインメントに挑む。

 主演の山田が演じる主人公・愛は、家族に問題を抱える引っ込み思案な高校生。一方、青木は海外帰りで日本特有の集団行動になじめない転校生・優を演じる。

 今回公開された映像は、愛と優が校長室へ足を踏み入れる場面から始まる。巨大な人間ピラミッドの奥で見つけた扉を開くと、そこには校長を中心に生徒たちが組体操の隊形で取り囲んだ異様な空間が広がっていた。

 穏やかな笑顔で2人を迎え入れる校長。その不自然な優しさが、かえって不気味さを際立たせる。愛が校長にあいさつを返そうとしたその瞬間、「ヤーーー!!」と、教頭の大声が室内に響き渡る。突然の出来事に戸惑い、恐怖に表情をこわばらせる愛と優。そんな2人を見た校長は、満面の笑みを浮かべながら「ナイス恐怖です」と言い放つ。

 さらに校長は、「恐怖という感情は、人をコントロールするときに一番大切な感情なんです」「集団はあなた方に幸せを与えますよ」と語りかけ、2人を“集団”へ迎え入れようとする。しかし優は、その誘いをきっぱりと拒絶。すると校長は静かに教頭へ視線を送り、教頭は手拍子を始める。

 「個人と、個人が、集まって――集団!!」。軽快で妙に心地良いリズムに乗せて、“集団”とは何かを説いていく校長。思わず笑ってしまうほど奇妙な状況でありながら、繰り返される言葉は次第に圧力を帯び、思考そのものが侵食されていくかのような不気味さを放つ。ピエール瀧の底知れない不気味さとカリスマ性が炸裂する強烈な本編映像となっている。

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