世界中が待ち望んだ「アベンジャーズ」シリーズの最新劇場作品『アベンジャーズ／ドゥームズデイ』が、2026年12月18日より日米同時公開される（配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン）。このたび、本作の初映像が解禁され、キャプテン・アメリカ／スティーブ・ロジャース役を演じるクリス・エヴァンスの“衝撃の復帰”が明らかになった。

　2019年公開の『アベンジャーズ／エンドゲーム』は、全世界興行収入約28億ドル（約4200億円※1ドル=150円換算）を記録し、映画史に名を刻むメガヒット作となった。その興奮から7年──「アベンジャーズ」の名を冠した新たな物語が、ついに動き出す。

　本作を巡っては、2024年7月に、アイアンマン役でマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）をけん引してきたロバート・ダウニー・Jr.が、怪しく輝くシルバーのマスクまとう科学者にして最恐ヴィランのドクター・ドゥーム役でMCUへ復帰するというサプライズ発表が行われ、大きな話題を呼んだ。

　そして今回解禁された映像では、MCUを支え続けてきたもう一人の象徴的存在である、クリス・エヴァンス演じるスティーブ・ロジャースの姿が映し出される。穏やかに流れる“アベンジャーズ”のテーマ曲とともに登場するスティーブは、懐かしむかのようにキャプテン・アメリカのスーツを手に取り、ヒーロー活動への未練を感じさせる。一方で、赤子を優しく抱く父親としての姿も描かれ、ヒーロー引退後の人生を歩んでいることがうかがえる。

　最後の登場作となっていた『エンドゲーム』では、サノスとの最終決戦後にヒーロー引退を決め、愛するペギーとの人生を選んだスティーブ。かつてのように“正義の象徴”である盾を携え、自らの危険を顧みることなく、再び戦いへと身を投じていくことになるのか？クリス・エヴァンスはこの7年間、復帰について一切言及してこなかっただけに、その衝撃は計り知れない。

　映像とあわせて、ドクター・ドゥームのマントの色と思しき禍々しいダークグリーンが、“アベンジャーズ”のシンボル「A」を妖しく照らし出すポスタービジュアルも解禁された。

　ドゥーム役で復帰を果たすロバート・ダウニー・Jr.、そして既に出演が発表済みのソー役を演じていたクリス・ヘムズワース、そこにクリス・エヴァンスも“アッセンブル”。監督を務めるのは、『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』（18年）、『エンドゲーム』でも監督を務めたルッソ兄弟ことジョー・ルッソ＆アンソニー・ルッソ。

　ジョーは、「この作品が魅力的なのは、新しい“はじまり”だからなんだ。僕たちは終わりの物語を（「エンドゲーム」で）語った。そして今度ははじまりの物語を語るよ。僕たちを再び呼び戻すことができたのは、“正しい物語”だけだったんだ」と力を込める。スティーブの衝撃復帰もすべて、“必然”に違いない。

　なお、この初映像は現在公開中の『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』の上映時に、劇場限定で先行上映されていたもの。今後数週間のうちに、さらなる最新映像が公開されるとも噂されており、来年末の公開に向け、カウントダウンが本格化していく。

　マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、「25年間MCUに関わってきた私にとっても、どこか非現実的な体験」と語るほどの超大作が、MCUの歴史に新たな一章を刻むことになりそうだ。