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映画『国宝』、第98回米国アカデミー賞2部門(国際長編映画賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞)でショートリスト入り

 米国の「第98回アカデミー賞」国際長編映画賞に日本代表作品としてエントリーされていた『国宝』(監督:李相日)が、国際長編映画賞のショートリスト15作品、さらにメイクアップ&ヘアスタイリング賞のショートリスト10作品に選出されたことが現地時間16日に発表された。日本作品が2部門同時にショートリスト入りするのは注目すべき快挙となる。

映画『国宝』(公開中)(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

映画『国宝』(公開中)(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

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 『国宝』は、86の国と地域からエントリーされた作品の中から、米国アカデミー会員による予備投票を経て選出。国際長編映画賞では15本、メイクアップ&ヘアスタイリング賞では10本の候補作のひとつに名を連ねた。

 今後、アカデミー会員によるノミネーション投票を経て、両部門とも5作品に絞り込まれる。ノミネート作品の発表は、2026年1月22日(現地時間)に行われる。

 本作を手がけた李監督にとって、米国アカデミー賞の日本代表作品に選ばれるのは、『フラガール』(2006年)以来、2度目。ショートリスト入りは今回が初となる。

 国際長編映画賞に日本映画がノミネートされるのは、第96回(2024年開催)の役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』以来となる。近年では、第81回(09年)『おくりびと』(本木雅弘主演、滝田洋二郎監督)、第94回(22年)『ドライブ・マイ・カー』(西島秀俊主演、濱口竜介監督)が受賞している。

 「第98回アカデミー賞」授賞式は、来年(26年)3月15日(現地時間)に、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、ABCにて全米生中継されるほか、世界200以上の国と地域で放送される予定。

 本作は、吉田修一による同名小説が原作。歌舞伎役者の家に引き取られた少年が、芸の世界に身を投じ、人生のすべてを舞台に捧げていく――主人公・喜久雄の50年を描いた、壮大な一代記。

 主演の吉沢亮、共演の横浜流星に加え、黒川想矢越山敬達田中泯渡辺謙らが吹き替えやCGに頼らず演じ切った歌舞伎シーンの圧倒的な完成度と迫真性は、公開直後から大きな話題を呼んだ。

 今年6月6日に公開されて以降、口コミと高い評価を追い風にロングランヒットを継続。興行通信社調べによる興行収入ランキングでは、邦画実写作品として、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年、興収173.5億円)を上回り、22年ぶりに記録を更新する快挙を達成した。

 12月14日時点での累計成績は、観客動員1271万人、興行収入179億円超。国内で社会現象的な成功を収めた『国宝』が、米国アカデミー賞の舞台でどこまで評価を広げるのか、注目が集まっている。

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