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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年記念、“失われたギター”を追う特別映像
 1985年に公開され、年間興行収入世界1位を記録し、日本でも社会現象を巻き起こしたタイムトラベルSFの金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。公開40周年の節目を記念し、12日より劇場で限定上映が始まる。シリーズ史上初となるIMAX上映に加え、4DXでの1週間限定上映も実施される。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映(C)UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

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 主人公マーティが時空を超え、若き日の両親と出会う冒険物語。作品の普遍的な魅力と、最新フォーマットによる没入型映像体験が融合し、“史上最高スケール”のタイムトラベルへの期待が高まっている。

 製作総指揮は『E.T.』や『ジュラシック・パーク』で知られるスティーヴン・スピルバーグ、監督は後に『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞を受賞したロバート・ゼメキス

 今回の記念企画として、劇中の名シーンの一つ、伝説の小道具「ギブソン ES-345」の行方を追う特別映像が公開された。

 物語後半、すれ違ってしまった両親を結びつけるため、マーティがダンスパーティーで名曲「ジョニー・B.グッド」を披露し、熱狂的なギターソロを響かせる名場面。そこで使用されたギターが、1985年公開後に行方不明になっているという。

 映像では、マーティ役のマイケル・J・フォックスを筆頭に、ロレイン役のリー・トンプソン、マービン役のハリー・ウォーターズ・Jr、ドク役のクリストファー・ロイド、製作のボブ・ゲイルらが、このプロジェクトのために立ち上がる。

 さらに、当時ギターを貸し出した楽器店オーナーや、本作の大ファンであり捜索に協力する人気ミュージシャン、ジェイソン・イズベルも登場するなど、事態は大きな広がりを見せていく。

 1985年以降、行方がわからなくなっているそのギターについて、リー・トンプソンは「人々にとって大きな意味を持つ、まさに“聖杯”」とコメント。そしてクリストファー・ロイドも映画のタイトルになぞらえ、深刻な面持ちで「ロスト・トゥ・ザ・フューチャー(未来へと失われてしまった)」と語り、「見つけないと、パラドックスが生じるかもしれない」と、ドクさながらに警告している。

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 到着した特別映像には、この事態を解決すべく、真剣な眼差しで協力を呼びかける彼らの姿が収められている。

 そして最大のハイライトは、捜索を呼びかけるマイケルの前に現れるサプライズゲストだ。メガホンを片手に、「申し訳ないが、音が大きすぎる」と、劇中のせりふを再現しながら登場したのはヒューイ・ルイス。冒頭のバンドオーディションで審査員役としてマーティの演奏を止めた彼が、時を超えてマイケルと笑顔で抱き合う姿は、ファンの胸を熱くするに違いない。

 “失われた聖杯”の行方、そしてキャストたちの奇跡の再会は、公開された特別映像で確認できる。一方、40年経っても色褪せない本作の魅力と、魂を揺さぶるライブシーンの興奮は、ぜひ劇場で体感してほしい。

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