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「植えると危険…」「度を越えている」庭のプロが指摘する“要注意植物”10選に「知れて良かった!」「有益な情報」

 知らないで庭に植えると、のちのち大変なことになる“危険な植物”10選を解説したYouTube動画に反響があり、「知れて良かった!」「ためになる情報」「全部過去に植えて失敗した…」などの声が寄せられている。動画の投稿者で、カーデニング専門店「グリーンギャラリーガーデンズ」の吉田祐治さん(@gardendesignerch2502)に話を聞いた。

刺されると皮膚がただれる「チャドクガ」がつきやすい植物とは…? 解説するグリーンギャラリーガーデンズ吉田祐治さん(右)けいすけさん(左)。

刺されると皮膚がただれる「チャドクガ」がつきやすい植物とは…? 解説するグリーンギャラリーガーデンズ吉田祐治さん(右)けいすけさん(左)。

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【写真】美しいのに危険?「ノウゼンカズラ」ほか“要注意植物”10選


■「庭木というより“侵略植物”」家に危険をもたらす植物「ノウゼンカズラ」

――プロの視点から、知らずに植えると危ない10個の植物(庭木含む)を紹介した解説動画、とても興味深く拝見しました。

「このテーマを取り上げたのは、日々の現場でトラブル相談が非常に多いことがきっかけでした。例えば『花がきれいだから植えたけれど、気づいたら隣の家の塀を壊していた』『子どもが触ってかぶれてしまった』というように、知らずに植えた結果、困ってしまったというケースが実際に多いんです」

――現場のリアルな声を汲み取ったテーマなんですね。

「そうですね。SNSでは『おすすめ植物』や『映える庭木』が話題になる一方で『避けた方がいい植物』はあまり語られません。そこで、ガーデンデザイナーとして“現場目線でのリアル”を伝える必要を感じ、経験をもとにこの動画を作りました」

――10個の植物の中でも特に印象的だったのが、軒先などでよく見かける「ノウゼンカズラ」でした。「生活上危険」「度を超える繁殖力」とのお話でしたが、具体的にどのような恐ろしさがあるのでしょうか?

「南国的な見た目と美しい花が魅力のノウゼンカズラですが、地中に根を10m以上も伸ばして新しい芽を出すほど、非常に強い繁殖力を持った植物です。一度植えると数年で周囲の地中を占拠し、ブロック塀の隙間やコンクリートの割れ目からも芽を出します。その結果、塀を押し割ったり、外壁を伝って2階まで登りエアコンの配管に絡んだりと、住宅被害につながることがあるんですよ」

要注意植物1「サザンカとツバキ」。刺されると皮膚がただれる「チャドクガ」がつきやすく、近くにヒメシャラやシャラを植えると「チャドクガ」が移るので要注意!(写真提供@gardendesignerch2502)

要注意植物1「サザンカとツバキ」。刺されると皮膚がただれる「チャドクガ」がつきやすく、近くにヒメシャラやシャラを植えると「チャドクガ」が移るので要注意!(写真提供@gardendesignerch2502)

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――あの美しい花の姿からは、なかなか想像ができません。

「ツルが電線や雨樋に絡むことで危険が生じる場合もあるため、庭木というよりは半分“侵略植物”として扱うべきだと感じています」

――これまでにご経験された「ノウゼンカズラ」に関するトラブルで、印象に残っているエピソードはありますか?

「以前、八王子市内のお客様から『隣家との境に植えたノウゼンカズラが、隣の庭にまで根を伸ばして大変なことになっている』とご相談を受けました。掘り起こしてみると、根がブロック塀の下をくぐって、隣家の芝生の下にまで入り込んでいたんです」

――撤去するのも大変そうですね…。

「完全に撤去するのには2日かかりました。また別のケースでは、地面から1本だけ見えていた細いツルを放置した結果、翌年には屋根の高さまで伸びて壁の塗装を傷めてしまったというのもあります」

■宿根草&球根のベストシーズン到来! 放っておける植物で庭と程よい付き合い

――「ノウゼンカズラ」の危険性は十二分に理解できました。一方で、つるを旺盛に茂らせ、トランペット型の花をたくさん咲かせる姿が美しく、大好きだという人も多いかと思います。育ててみたいと思っている人に、なにかアドバイスはありますか?

「もちろん、ノウゼンカズラ自体はとても魅力的な植物です。真夏の強い日差しにも負けず、オレンジ色の花を数カ月も咲かせ続ける姿は非常に印象的ですよね。上手に楽しむには、やはり地植えではなく、大きめの鉢植えやプランターで管理するのがおすすめです。壁やフェンスに這わせたい場合も、根が直接地面に届かないようコンクリートの上に鉢を置くなど、管理の範囲を限定すると繁殖力をコントロールしつつ楽しめると思いますよ」

――最後に、これからの季節におすすめの植物について教えてください。

「秋から冬にかけて植えるなら宿根草全般ですね。球根の植え込み時期としてもベストです。具体的には、クリスマスローズやカルーナなどのような寒さに強く、手入れが少なくて済む植物がおすすめ。『放っておいても絵になる植物』を中心に選ぶと、忙しい方でも長く楽しめると思うので、ぜひお試しください」

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関連写真

  • 刺されると皮膚がただれる「チャドクガ」がつきやすい植物とは…? 解説するグリーンギャラリーガーデンズ吉田祐治さん(右)けいすけさん(左)。
  • 動画では8番目に紹介された「ノウゼンカズラ」。 一度植えると数年で周囲の地中を占拠する。生育の旺盛レベルが度を越えているため、鉢植えやプランターで管理するなど、危険度を考えたうえで植えてほしいとのこと。(写真提供@gardendesignerch2502)
  • 要注意植物1「サザンカとツバキ」。刺されると皮膚がただれる「チャドクガ」がつきやすく、近くにヒメシャラやシャラを植えると「チャドクガ」が移るので要注意!(写真提供@gardendesignerch2502)
  • 要注意植物2「スモークツリー」。関東圏だと花が咲いたあとに「うどんこ病」になるケースが多い。剪定の仕方を間違えると1つの枝が伸びすぎるのでデザイン性的にも要注意!(写真提供@gardendesignerch2502)
  • 要注意植物3「シラカバ」。低地の温帯な場所にシラカバを植えると「カミキリムシ」の幼虫が入りやすく枯れやすい。寒冷地で見るような幹の白さにならないので要注意!(写真提供@gardendesignerch2502)
  • 要注意植物4「ワイヤープランツ」。地植えするとびっくりするほど広がるので、分かっていて植えるのはOKとのこと。植えるときは株間をあけるのがポイント。(写真提供@gardendesignerch2502)
  • 要注意植物5「アイビー」。ワイヤープランツ同様に生育旺盛。壁にはりつくと吸着してしまい、はがすと跡が残る。壁の修復予定がなく覆う目的であれば問題なし。(写真提供@gardendesignerch2502)
  • 要注意植物6「プミラ」。小葉で可愛いが、伸びていくと強い葉に変わる。茎自体も太くなるため、地植えせず、寄せ植えなどに株を分けて使うと良いそう。(写真提供@gardendesignerch2502)
  • 要注意植物7「ミント」。繁殖力が強く、地植えすると他の植物を飲み込んでしまうので、鉢で管理した方が安全とのこと!(写真提供@gardendesignerch2502)
  • 要注意植物9「ユズ」。ブレイクタイムとして取り上げたのはユズ。棘が太くて長く、「剪定するときに腕が血まみれになるので植木屋さんにちょっとイヤな顔をされます(笑)」とのこと。(写真提供@gardendesignerch2502)
  • 要注意植物10「コルジリネ」。茎を中心に全方向に葉が成長するため、家の近くに植えると壁と干渉してしまうので、離れた場所に植えるとよいそう!(写真提供@gardendesignerch2502)

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