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サンライズとカラーの共同制作の「ガンダム」シリーズ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』。テレビシリーズ放送に先駆け、一部話数を劇場上映用に再構築した劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の再上映記念舞台あいさつが28日に都内で開催され、マチュことアマテ・ユズリハ役を演じた声優の黒沢ともよ、シリーズ構成・脚本の榎戸洋司氏、監督の鶴巻和哉氏が登壇した。 最終話(12話)が24日深夜に放送された。『機動戦士ガンダム』に登場したキャラクターを筆頭に、さまざまキャラクターが登場した。榎戸氏は「主人公がマチュで、マチュの成長モノというラインは1本きちんと描かないといけないと思った。マチュは猪突猛進タイプの女の子で、人の言うことを聞かなそうだけど、そんな女の子がどう成長するのかが核だった」と振り返った。中でも重要だったのがララァの存在だった。 榎戸氏は「『機動戦士ガンダム』で富野(由悠季)監督が地球編を描いた1番の目的が、ランバ・ラルとハモンさんという愛し合って、信じ合っている1組の男女を見せてあげたかった。ニュータイプになる前に1人の人間としてアムロが完成するために必要なことだった、という話が面白かったので地球編を無理を言って入れてもらった」と明かす。 「そこでマチュが成長するような人と出会わせようと思った。最初は1組男女がいいかなと思ってミハルとカイが結婚している話を考えた。脚本にはなっていない、アウトラインで。ミハルは、そのままジオン軍で諜報部のまま上の方に行って偉い人になって。マチュとジークアクスがギレン派に抑えられたけど、ミハルは実はシャリア・ブルと裏で通じて、マチュとジークアクスをシャリア・ブルのところに戻すスパイ的なストーリーを出したけど、監督的にピンと来なくて。『マチルダの方がいいんじゃない?』と言われて。監督が言っているからミハルよりマチルダかと思ったけど、ふと思ったのがアムロは両親が別居している。そんなアムロだからこそ、寄り添っているカップルを見せることに意味がある。マチュの場合は一緒に暮らしている。1組の男女よりも違う形の恋愛を見せられるようなキャラクターの方が面白いと思ったらララァしかいなくて。結果的にララァが正解だと思った」と秘話を語り、観客はどよめきが起きていた。 鶴巻監督は「今にして思うけど、9話はララァのエピソード以外ないと思うけど、最初は違っていた」とし、黒沢は「もう元取れました。帰ってもいい」と満足していた。 本作は「エヴァンゲリオン」シリーズを手掛けるスタジオカラーとガンダムシリーズを手掛けるサンライズによる新たなガンダムシリーズ。日本テレビ系列にて放送された。2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』をはじめとする『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにて監督を務めた鶴巻和哉氏が本作の監督を務め、シリーズ構成は榎戸洋司氏、メカニカルデザインは山下いくと氏と豪華スタッフが集結した。

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  • 劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuXジークアクス -Beginning-』再上映記念!舞台あいさつの様子 (C)ORICON NewS inc.
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