俳優の岸井ゆきのと宮沢氷魚がダブル主演する映画『佐藤さんと佐藤さん』が、今秋に劇場公開されることが発表された。“夫婦”をテーマにしたオリジナル作品。岸井はだらしない弁護士妻、宮沢は育児に追われっぱなしの浪人夫を演じる。 脚本・監督は、大学卒業後、会社員を経験し、2009年に映画制作を開始した天野千尋。短編『さよならマフラー』がシネアスト・オーガニゼーション大阪にて上映され、 続く中編『費ヲナゲロ』はぴあフィルムフェスティバル(PFF)に入選。初オリジナル長編映画『ミセス・ノイズィ』(20年)では隣人との危うい関係という社会問題をシニカルな笑いで包み、NY ジャパンカッツ観客賞、日本映画批評家大賞脚本賞を受賞。「第32回東京国際映画祭」日本映画スプラッシュ部門でも上映された。