俳優・比嘉愛未、岩田剛典（EXILE／三代目 J SOUL BROTHERS）がW主演する、ABCテレビ・テレビ朝日系新ドラマ『フォレスト』（毎週日曜　後10：15　※全国ネット）が、きょう2日に最終回を迎える。ドラマ公式より、スタッフが選ぶ名シーンが発表された。

【写真】『フォレスト』真実はどこに…比嘉愛未&岩田剛典が手をつなぐ場面

　嘘・真実にさまざまな思惑が重なり合い、人間不信の森（フォレスト）にいざなう、オリジナルのラブ・サスペンス。フラワーギフトショップで働く幾島楓（比嘉）と、クリーニング店を営む一ノ瀬純（岩田）は、同棲してまもなく1年を迎える恋人同士。平凡ながら幸せな生活を送るが、その日々には常に影のように不安がつきまとう。なぜなら、2人は互いに嘘をついていた。

　ホテルグループ・ブランフォレストをめぐり、楓が幾島家を出るきっかけとなった「3年前の集団食中毒事件」、純の家族をめぐる「26年前の失踪事件」、各キャラクターの嘘が交錯する。

　最終話を残し、スタッフが選んだ名シーンは、4つ。細かな伏線描写とともに、アドリブも明かされるなど、見返すと深みが増す。第1話〜3話、最新話はTVerで無料配信。全話配信はU-NEXT 、ABCオンデマンド。

■スタッフが選ぶ名シーン＆コメント
第1話：ラストシーンで純が母・茜に「リョウスケ」と呼ばれるシーン
幾島家を訪れてから純の様子が少しずつ不穏になっていく中、母・茜の「来てくれたのね、涼介」という一言で締まる衝撃的なラスト。純が自分の境遇や名前さえも偽っていたのか？と、人間不信になるシーンですが、その理由がわかってから見返すと、純の表情がとても切なく感じる、名シーンです。

第2話：純の母・茜が「涼介、緑が好きだったでしょ」と手作りしたステンドグラスを純にプレゼントしたシーン。
茜が涼介を思って選んだ色はグリーンでした。でも、純が普段自宅で使っている
マグカップはブルー。涼介として生きる純は、母の前では好きな色も偽っていたのかもしれません。ちなみにこのマグカップはかさいらしい花がデザインされています。きっと楓と純で一緒に選んだのかな？と想像が膨らみます。


第3話：幾島家の食卓でのコーヒータイム
孝子が純のコーヒーを間違って飲んでしまう描写は、実はふせえりさんのアドリブ。リハーサルで本当に間違って飲んでしまい、それが面白く、本番でも採用されました。シリアスなシーンが多い本作で、クスッとできる素敵なシーンです。

第7話：涼介の遺体が見つかったあと、楓が純を抱きしめるシーン
台本上は、楓と純の言葉でのやり取りだけのシーンだったのですが、比嘉さん、岩田さんからのご提案で、楓が純を抱きしめるシーンになりました。その動きが加わったことで、より純の苦しさや、楓のやるせなさが伝わる切ない名シーンになりました。