ローマ帝国が栄華を誇った時代を舞台に、剣闘士(グラディエーター)、皇帝、奴隷商人らの思惑が複雑に交錯する人間ドラマと、大迫力のアクションが楽しめる映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』が11月15日より公開中。奴隷として売られていた主人公ルシアス(ポール・メスカル)を買い取る謎の奴隷商人・マクリヌスを演じているデンゼル・ワシントンにインタビューした。
――2000年に公開された前作『グラディエーター』について覚えていることがあれば教えてください。
【D・ワシントン】1作目は劇場で観ましたが、もう24年前のことなので正直なところ、あまり覚えていません(笑)。ただ、良い映画だったという印象は残っています。それと、稲穂に手をかざす場面があったでしょう?あれは覚えています。ちなみに、リドリー監督によれば、あの手はラッセル(・クロウ)の手ではなかったそうです。
――貴重なお話をありがとうございます。その続編である今作にキャスティングされたことについて、どのように感じましたか?
【D・ワシントン】リドリー・スコット監督の作品であり、しかも『グラディエーター』の続編ですから、とても特別なオファーだと思いました。ただ、プレッシャーはありませんでした。今回は新しいキャラクターとして登場する役なので、1作目に引っ張られることがないからです。それに、『グラディエーターII』は可能性に満ちていると思いました。まず、脚本が素晴らしい。そして、共演する若手俳優たちも素晴らしい才能を持っています。そして何より、リドリー・スコット監督の作品であるという点。彼からのオファーに「NO」と言う理由がありませんでした。
――本作のプロデューサーが「デンゼル・ワシントンは役を演じるだけでなく、自身のカリスマ性からマクリヌスを作り上げた」と評していました。
【D・ワシントン】キャラクターを「自分のもの」にするということを、キャスティングされた俳優は期待されていると思います。要は、脚本に書かれている以上のものを持ち込むことが求められているんだと思います。それができないと思われていたら、そもそもキャスティングされていなかったでしょう。
リドリーは役者が自由にキャラクターを探求できる環境を整えてくれる監督です。もし試してみたことが上手くいかなければ、それを使わなければいいだけ。自由に挑戦できる場を与えてくれるんです。それが彼の素晴らしいところですね。
――演じられたマクリヌスというキャラクターについて教えてください。
【D・ワシントン】マクリヌスは見た目通りの人物ではありません。彼を理解したつもりになっても、それを裏切っていくキャラクターです。複数の言語に堪能なマクリヌスは、おそらくローマいちの大金持ちでしょう。剣闘士の厩舎も持っています。そして、ルシアスと出会ったとき、彼にはもっと大きな目標ができるんです。権力は中毒性のある麻薬みたいなものです。一度手にすると、それなしでは生きられなくなる。一度でも味をしめてしまうと、もっと欲しくなる。
マクリヌスは全てを見通しているようで、自分のエゴに無自覚な人間でもあります。彼は誰のことも気にしていない。利用するだけ。自分の力を高めるのに役立たない人間には、何の興味もないんです。そんなマクリヌスですが、演じるのはとても楽しかったです。ぜひ映画を観て、彼がどんな人間か確かめてください。
――コロセウムでの過激な戦いは、現代人がエンターテインメントに刺激を求める姿とも重なるように思えます。2000年近く経っても人間は変わらないのではないかと感じますが、どう思われますか?
【D・ワシントン】おっしゃる通りですね。人間は同じことを繰り返していると思います。ただ、昔と違うのは現代ではインターネットがあること。今の人は匿名で好き勝手に発言できますが、権勢に抵抗するならコロセウムで本当に戦わなければならなかったんです。
――映画のカタルシスを期待しても良いですか?
【D・ワシントン】もちろんです!この映画では退屈して眠る暇なんてありません。全力で楽しんでいただけるはずです。
――数々の名作に出演されていますが、作品に挑む際はいつも同じスタンスで臨んでいるのですか?
【D・ワシントン】自分自身のことをあまり特別だとは思っていません。他の人が後から「特別だった」と評価してくれれば、それで十分です。僕がそれを定義する必要はないと思っています。
――どのような基準で役を引き受けるか教えてください。
【D・ワシントン】いくつかポイントがあります。まず、最近演じた役とは異なる毛色のものを求めています。それと、作品の質、ロケーションですね。たとえば今回はマルタ島やモロッコでの撮影でした。それを聞いたら、「行くしかないでしょう!」という感じです。こうして日本に来ることもできました。こんな贅沢な仕事をさせてもらえるなんて、ありがたい限りです。
――もし日本の映画監督や制作会社からオファーがあったら、出演の可能性はありますか?
【D・ワシントン】YES, YES, YES, YES!伝えておいてください。
――ありがとうございました。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
――2000年に公開された前作『グラディエーター』について覚えていることがあれば教えてください。
【D・ワシントン】1作目は劇場で観ましたが、もう24年前のことなので正直なところ、あまり覚えていません(笑)。ただ、良い映画だったという印象は残っています。それと、稲穂に手をかざす場面があったでしょう?あれは覚えています。ちなみに、リドリー監督によれば、あの手はラッセル(・クロウ)の手ではなかったそうです。
――貴重なお話をありがとうございます。その続編である今作にキャスティングされたことについて、どのように感じましたか?
【D・ワシントン】リドリー・スコット監督の作品であり、しかも『グラディエーター』の続編ですから、とても特別なオファーだと思いました。ただ、プレッシャーはありませんでした。今回は新しいキャラクターとして登場する役なので、1作目に引っ張られることがないからです。それに、『グラディエーターII』は可能性に満ちていると思いました。まず、脚本が素晴らしい。そして、共演する若手俳優たちも素晴らしい才能を持っています。そして何より、リドリー・スコット監督の作品であるという点。彼からのオファーに「NO」と言う理由がありませんでした。
【D・ワシントン】キャラクターを「自分のもの」にするということを、キャスティングされた俳優は期待されていると思います。要は、脚本に書かれている以上のものを持ち込むことが求められているんだと思います。それができないと思われていたら、そもそもキャスティングされていなかったでしょう。
リドリーは役者が自由にキャラクターを探求できる環境を整えてくれる監督です。もし試してみたことが上手くいかなければ、それを使わなければいいだけ。自由に挑戦できる場を与えてくれるんです。それが彼の素晴らしいところですね。
――演じられたマクリヌスというキャラクターについて教えてください。
【D・ワシントン】マクリヌスは見た目通りの人物ではありません。彼を理解したつもりになっても、それを裏切っていくキャラクターです。複数の言語に堪能なマクリヌスは、おそらくローマいちの大金持ちでしょう。剣闘士の厩舎も持っています。そして、ルシアスと出会ったとき、彼にはもっと大きな目標ができるんです。権力は中毒性のある麻薬みたいなものです。一度手にすると、それなしでは生きられなくなる。一度でも味をしめてしまうと、もっと欲しくなる。
マクリヌスは全てを見通しているようで、自分のエゴに無自覚な人間でもあります。彼は誰のことも気にしていない。利用するだけ。自分の力を高めるのに役立たない人間には、何の興味もないんです。そんなマクリヌスですが、演じるのはとても楽しかったです。ぜひ映画を観て、彼がどんな人間か確かめてください。
――コロセウムでの過激な戦いは、現代人がエンターテインメントに刺激を求める姿とも重なるように思えます。2000年近く経っても人間は変わらないのではないかと感じますが、どう思われますか?
【D・ワシントン】おっしゃる通りですね。人間は同じことを繰り返していると思います。ただ、昔と違うのは現代ではインターネットがあること。今の人は匿名で好き勝手に発言できますが、権勢に抵抗するならコロセウムで本当に戦わなければならなかったんです。
――映画のカタルシスを期待しても良いですか?
【D・ワシントン】もちろんです!この映画では退屈して眠る暇なんてありません。全力で楽しんでいただけるはずです。
――数々の名作に出演されていますが、作品に挑む際はいつも同じスタンスで臨んでいるのですか?
【D・ワシントン】自分自身のことをあまり特別だとは思っていません。他の人が後から「特別だった」と評価してくれれば、それで十分です。僕がそれを定義する必要はないと思っています。
――どのような基準で役を引き受けるか教えてください。
【D・ワシントン】いくつかポイントがあります。まず、最近演じた役とは異なる毛色のものを求めています。それと、作品の質、ロケーションですね。たとえば今回はマルタ島やモロッコでの撮影でした。それを聞いたら、「行くしかないでしょう!」という感じです。こうして日本に来ることもできました。こんな贅沢な仕事をさせてもらえるなんて、ありがたい限りです。
――もし日本の映画監督や制作会社からオファーがあったら、出演の可能性はありますか?
【D・ワシントン】YES, YES, YES, YES!伝えておいてください。
――ありがとうございました。
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2024/11/19