先ごろ、東京・八王子で降ったゴルフボール大の雹が、SNSでは「台風並にヤバイ」「車ボコボコ」と話題になった。近年、雹による甚大な被害を及ぼしこともあるが、その要因を雲の研究者であり、気象庁気象研究所主任研究官で学術博士の荒木健太郎さんの著書『空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑』(KADOKAWA)より紐解く。 空から降ってくる直径5ミリ未満のものは霰(あられ)、直径5ミリ以上の氷のかたまりを雹と呼ばれている。通常の積乱雲には霰が多く含まれており、暖かい季節には霰が上空で融けて雨として降る。ところが、霰が積乱雲のなかで何度も上下に移動することで雹にまで成長することがあり、地上まで融けずに降ってくる。 昭和や平成の時代に比べ、日本で雹が降る確率が増えているようにも感じる。その背景には、「地球温暖化の影響で気温が高まると水蒸気の量が増え、大雨も増えるといわれています。近年の猛暑や大雨は、温暖化の影響にある」と考えられている。
2024/10/14