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2024年3月31日をもって放送作家、脚本家を引退する鈴木おさむ氏が、同日に都内で行われた小説『もう明日が待っている』(文藝春秋)発売記念会見に出席した。報道陣を通じて「32年間、放送作家としてたくさんの作らせてもらったことに感謝しております。皆さんが見てくれていたからこそ、放送作家として続けることができました。本当に本当に感謝しています。自分にとって天職だったんだなと。ただ天職だったから辞められる」と思いを伝えた。 鈴木氏は、大学時代に放送作家になりたいと思い、中退して19歳で放送作家デビュー。以降、日本テレビ系『人生が変わる1分間の深イイ話』、TBS系『中居正広の金曜日のスマたちへ!』、フジテレビ系『笑っていいとも!(水曜日)』『SMAP×SMAP』『もしもツアーズ』、テレビ朝日系『クイズプレゼンバラエティQさま!!』『いきなり!黄金伝説』『SmaSTATION』など、数々のヒット番組を手掛けた。 ヒットメーカーのまま惜しまれつつ絶筆する。鈴木氏は「ここにきて、本やドラマがヒットした。すごくうれしいのは自分が作ったものが世にヒットした状況で辞められるのが最高。これでヒットしてなかったら“辞めるべくして辞めたおじさん”みたいになっちゃう(笑)。『あいつ、まだ当てられるな』といううちに辞められるのは最高の幸せ」と心境を明かした。

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  • 鈴木おさむ氏 (C)ORICON NewS inc.
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