元HKT48の田中美久が16日、東京・明治神宮球場にて開催された東京ヤクルトスワローズ対東北楽天ゴールデンイーグルスのオープン戦で始球式を行った。ピッチャーマウンドへあがった田中は少し緊張した面持ちでバッターボックスを見据え、一呼吸置いてから大きく振りかぶった。田中が放ったボールは、ワンバウンドしてキャッチャーへ。惜しくもキャッチャーミットには届かなかったが、その見事な投球フォームに会場からは大きな拍手が巻き起こった。

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　始球式を終えた田中は「練習では上手くいったんですけど、本番ではボールが届かなかったです！でも今回は『FLY！／フライ！』が一度も渡りをしたことのないカモ一家の物語ということで、届かなくて良かったのかなとも思っています（笑）」と感想を語り、集まった記者の笑いを誘っていた。

　この日の試合は『ミニオンズ』『怪盗グルー』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などのアニメーション・スタジオ、イルミネーションの新作『FLY！／フライ！』の公開記念として開催。渡り鳥なのに一度も移動をしたことがない『FLY！／フライ！』のカモ一家と、「渡り鳥だけど渡らないから定職に」ということでマスコットを始めた東京ヤクルトスワローズのつば九郎の境遇が共通することから実現した。カモ一家の娘グウェンの日本語吹替を担当した池村碧彩と、スペシャルアンバサダーの田中、そしてグウェンが参加した。

　記念試合のオープニングトークでは、先日HKT48の卒業コンサートを開催した田中が、同じ熊本県出身で熊本市親善大使の村上宗隆選手からお祝いの花をもらったエピソードを話し、「村上さーん！ありがとうございましたー！」と感謝の言葉を伝え、場内を沸かせていた。