俳優の小芝風花が主演を務めるフジテレビ系木曜劇場『大奥』（毎週木曜　後10：00）において、21日放送の第10話で第10代将軍・徳川家治（とくがわ・いえはる）役の亀梨和也が、一人二役に挑戦することが決定した。家治の出生に関する真実をひもとく鍵となる歌舞伎役者を演じる。

　同局連ドラとして2005年に放送された『大奥〜華の乱〜』以来、約20年ぶりに復活。“愛”をテーマにした『大奥』史上、最も切なくて美しいラブストーリー。時は江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。そんな中、主人公・五十宮倫子（小芝）は、第10代将軍・徳川家治（亀梨）との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがいた…。

　亀梨は、冷静でありながらも胸の内に熱い思いを秘める将軍・家治役。正室である倫子のことを大事に思いながらも、田沼意次（安田顕）に出生の秘密を握られ、倫子を守るためにも言うことを聞くほかないという難しい役どころを演じている。今回、亀梨が一人二役で演じる歌舞伎役者は、終盤にかけてキーマンとなる人物。果たして物語にどのような影響を与えるのか。そして、家治の出生に一体どんな真相が隠されているのか。

　7日放送の第8話で、ようやく授かった子が死産となった倫子。その一方、なんとお品（西野七瀬）が懐妊。憔悴（しょうすい）しきった様子の倫子だったが、家治の子に対する思いを知り――。そして、松平定信（宮舘涼太）は世継ぎとなった徳川家基（とくがわ・いえもと）に忍び寄り…。