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篠原涼子&バカリズム、初共演でW主演 書けなくなったミステリー作家と解けなくなったエリート刑事が事件を解決【2人のコメントあり】

 俳優の篠原涼子とお笑いタレントのバカリズムが、4月12日に放送スタートするフジテレビ系金9ドラマ『イップス』でW主演を務めることが14日、決定した。本作は小説を“書けなくなってしまった”おしゃべりなベストセラーミステリー作家(篠原)と、事件を“解けなくなった”自己評価高めのエリート刑事(バカリズム)という互いにイップスを抱えた2人が、事件を解決していくミステリーコメディー。絶不調なバディが補い合い、小気味よい会話劇を繰り広げながらコミカルタッチに犯人を追い詰めていく。

金9『イップス』でW主演する(左から)篠原涼子、バカリズム(C)フジテレビ

金9『イップス』でW主演する(左から)篠原涼子、バカリズム(C)フジテレビ

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 イップスとは、心の葛藤により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし、「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと。完全オリジナルストーリーとなる本作は『古畑任三郎』(1994年ほか、フジテレビ系)などをほうふつとさせる倒叙式の構成となっており、多彩な顔ぶれとなる犯人には毎話豪華ゲストが登場する予定。本作でバディを組む篠原とバカリズムは、映画『ウェディング・ハイ』(2022年)で脚本家と主演としてクレジット共演していたが、演者同士としての共演は初となる。

 本作の主人公となるのは、ミステリー作家・黒羽ミコ(くろば・みこ、篠原)と、警視庁捜査一課刑事の森野徹(もりの・とおる、バカリズム)。ミコはデビューから立て続けにベストセラーを連発して人気作家の仲間入りを果たしたが、現在は書けなくなってしまいワイドショーのコメンテーター業を副業ながら本業並みにこなしていた。一方の森野はあることをきっかけに検挙率が右肩下がりになり、事件が解けなくなっていた。2人は、プレッシャーによって普段は何も考えずにできていることが急にできなくなってしまうイップスを抱えていたのだ。

 そんな絶不調な2人が仕事から逃避するために訪れていたサウナ施設で偶然出会い、殺人事件に遭遇することであれよあれよとバディを組むことに。ミコは「小説のネタが拾える」「生の死体見るの初めて」と事件に興味津々。対する森野は捜査に身が入らない中でも、刑事としての鋭い洞察力を見せミコと共に真相に近づいていく。2人の捜査から犯人の目星はつき、容疑者本人に問い詰めようとするが森野のイップスが発動してしまう。“書けなくなってしまった”ミステリー作家と、“解けなくなってしまった”エリート刑事。絶不調なイップスバディが時には助け合い、もがきながらもリスタートを目指す痛快ミステリーコメディーが幕を開ける。メガホンをとるのは筧昌也氏、脚本を務めるのはオークラ氏。

 今回篠原が演じる黒羽ミコは、ミステリー小説家という役どころ。デビュー作から3作連続でベストセラーを記録するも、現在はネタが思いつかず5年間新作が書けていない。その傍ら、持ち前の会話術と洞察力を武器にネット番組のコメンテーター業やコラム執筆をこなすも、そのせいで本業がさらに片手間になってしまっている。5年前に出した最新作の小説はSNS上で「トリックがダサい」と叩かれ、コメンテーター業でも「なんにでもクビつっこむんじゃねーよ」などと叩かれており、イライラが募る日々を送っている。新作の執筆に煮詰まり、執筆から逃げるために訪れたサウナで森野と出会う。バカリズムが脚本を担当した映画『ウェディング・ハイ』(2022年)では主演を務めたが、バカリズムとの共演は初。そして小説家という役どころも初となる。

 脚本ではなく主演として参加するバカリズムが演じるのは、イップスが原因で捜査ができなくなってしまった警視庁捜査一課刑事・森野徹。かつてはエリートとして組織内でも一目置かれる存在だったが、とある出来事をきっかけに解けなくなってしまった。実はミコの作品の大ファンだったが、最新作の完成度が悪く、コメンテーター業ばかりで新作を出さないミコに苛立ちを募らせ「トリックがダサい」とSNSに書き込むなどアンチ化してしまった。刑事でありながら、ノモリというアカウントで日々ミコの小説についてアンチコメントをつぶやいている。演者としてのフジ連ドラ出演は『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(2019年、フジテレビ系)以来約5年ぶりで、ゴールデン帯連ドラ主演は初となる。

■各コメント
【篠原涼子】
――オファーを受けた際の率直な感想。
「久しぶりのフジテレビドラマで緊張しているのですが、スタッフやキャストの皆さま、そしてバディとなるバカリズムさんの力をお借りしながら頑張りたいです。原作のないオリジナル作品で結末がまったくわからないので、私自身も物語を楽しみながら演じていきたいです」

――台本を読んだ感想。
「私が演じるミコは、すごく個性的で“書けなくなった”ミステリー小説家です。バカリズムさんとのリズム感ある会話の掛け合いが魅力的な脚本になっていて、撮影が楽しみ。今まで経験したことの無いような役柄でもあるので、貴重な体験になりそうでワクワクしています。タイトルにもなっているイップスという言葉の意味を初めて知りました。この作品を通してイップスに関してさまざまなことを考えていければと思っています」

――初共演となるバカリズムの印象。
「脚本家としてのバカリズムさんとは映画『ウェディング・ハイ』(2022年)でお世話になりました。その当時はお会いできなかったのですが、いろいろな人たちが主役になっている物語の展開がすごくおもしろくて、演じる側からしても楽しませていただきました。だから、バカリズムさんってどんな感性を持っているんだろうとずっと気になっていて。今回は役者さんとしてご一緒させていただけるのですごく楽しみです!」

――視聴者へメッセージ。
「このドラマを通して、イップスに関して考える時間を作るきっかけになればと思います。そしてバカリズムさんとのセッションが楽しみなので、早く皆様にもお届けできればと思っています」

【バカリズム】
――オファーを受けた際の率直な感想。
「筧監督も脚本のオークラさんも昔から知っている方々。信用できますし撮影が楽しくなりそうです。篠原さんともご一緒したことはあるのですが、お会いするのは初めてなので緊張しています…。僕の役柄はネタバレになるので多くは言えませんが…ちょっとクセのある警察官です。篠原さんも自分も2人ともややこしい性格の役柄です(笑)」

――台本や原作を読んだ感想。
「思った以上にせりふが多くて大変そうです…(笑)。初期段階の台本よりもかなり増えてしまって、何とか少なくならないかなって。言い回しなどいろいろ変化させながら演じられればと思っています。でもやっぱりせりふが長いので、2話以降はもう少し減らして下さい!(笑)」

――初共演となる篠原涼子の印象。
「自分が高校生の頃からずっと第一線で活躍されている方で、その頃からまったくイメージは変わりません。実際にお会いしてみて、久しぶりに“わ、芸能人だ…!”とすごく緊張してしまいました。実は、『ウェディング・ハイ』の脚本を書いた際、篠原さんの出演が決定してからは宛書きというか脳内で篠原さんの声が再生されながら書いていきました。そして書いたモノ以上にもっと面白く作ってくださり感動しました」

――視聴者へメッセージ。
「撮影はこれからスタートしていきますが精一杯頑張りますので、まずはリアルタイムで視聴していただきたいです。そのあとは配信の方でもう一回見ていただいて、テレビと配信1回ずつ見ていただければより楽しめる作品になると思います!(笑)」

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  1. 1. 篠原涼子&バカリズム、初共演でW主演 書けなくなったミステリー作家と解けなくなったエリート刑事が事件を解決【2人のコメントあり】
  2. 2. 染谷将太、篠原涼子の“弟”に “役者バカリズム”と「現場でお会いできるのうれしい」【コメント全文】

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