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眞栄田郷敦「綺麗な船酔い顔」特別公開に反響 “役を超えて”冷たい海に挑み船でダウン…

 俳優の眞栄田郷敦が28日、大阪市内で主演映画『彼方の閃光』(公開中)舞台あいさつに登壇した。半野喜弘監督とトークを繰り広げ、ドキュメンタリーのように役に向き合い、海のシーンでは船酔いしながら熱演したと振り返った。

大阪で映画『彼方の閃光』舞台あいさつに登壇した眞栄田郷敦、半野喜弘監督

大阪で映画『彼方の閃光』舞台あいさつに登壇した眞栄田郷敦、半野喜弘監督

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 生まれて間もなく視力を失い、手術は成功するも、色彩を感じることができない青年・光(眞栄田)が、写真家・東松照明(とうまつ・しょうめい)の作品に触れたことをきっかけに、長崎・沖縄の戦争の記憶をたどるロードムービー。

 原案・脚本・音楽・スタイリングを手掛けた半野監督は「実際に映画を観てくれた方が、実際に行ける場所で撮影をしたいと思っていた」と長崎・沖縄でのロケを語り、撮影現場では「役者の人たちが、役を超えて本人として生きてるような感覚で映画を作ることができていたので、長崎での撮影の途中ぐらいからは郷敦に“君が光なんだから、ここでどんなふうに振る舞う?”とか“光がそう言うんだったらそうだね”とお互いに確認しながら一緒にキャラクターを構築していきました」と明かした。

 これを受け、眞栄田は「長崎・沖縄のロケーションがもってる説得力が強かったので、途中はドキュメンタリーのような感覚…というか(役の)光として生きてはいるんですけど、リアクションだったりその場で感じたことは自分というか僕自身だったから不思議な感覚でした」と述懐。特に「最後に友部(池内博之)と言い合うシーンは、現場を止めましたよね(笑)。もともとの脚本通りでいいのか監督としました。監督から“何を言うかは任せる”と言われて、任せてもらったんですよね。あの時間はこの作品にとって大事な時間だったと思います」としみじみ。

 眞栄田は、シーンによってはリハーサルなし、ワンテイクの勝負に臨み、光になりきった。海で泳ぐ場面は11月の寒い時期に撮り、船の乗り降りで船酔いしていたとも告白し、「パンフレットの中に、俺が船酔いしてる写真載ってますよね?もしかしたら…」と笑わせた。

 実際にはパンフレットにその写真はなかったため、舞台あいさつ後、映画の公式X(旧ツイッター)に船酔いオフショットが特別に公開。「なんでも負けず嫌いで完璧にこなすイメージの郷敦が船酔いしてたとは」「綺麗な船酔い顔?!」「貴重な写真ありがとうございます」など、多数のコメントが寄せられた。

 眞栄田は「この映画は長く残る、そして広く伝わる映画になってほしいなと思ってます。きょう観てくださって戦争のことや世の中のことだったり、自分の中の人生のことだったり、いろんな問いかけがある映画だと思うんですけど、それに対していろいろ感じていただいた方々も多いと思います。その想いだったりこの映画についてだったり、ぜひSNS等で一緒に広めていただければうれしいです」と呼びかけた。

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  1. 1. 眞栄田郷敦、色彩を持たない青年役で映画初主演『彼方の閃光』12・8劇場公開決定
  2. 2. 眞栄田郷敦主演、映画『彼方の閃光』半野喜弘監督とのスペシャル対談映像解禁
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