ピン芸人・オジンオズボーン篠宮による大好きな特撮に特化したコラム『オジンオズボーン篠宮暁の特撮ヤベーイ!』。第53回は、熱い展開が続きまくる『王様戦隊キングオージャー』を語る。
以前にここで『キングオージャー』は大袈裟なしに放送開始してからずっと神回が続いてると書いた。この言葉にうそはない。毎週毎週日曜日になれば興奮に次ぐ興奮を味わわせていただいており、至福の時間を過ごさせていただいている。
30分の放送時間にも関わらずまるで2時間の映画を見た後のような満足感、そして面白いだけでなくしっかりと心打つ演出も入れてくるあたり、これを作ってる製作陣の方々はとても常人とは思えない。きっと『キングオージャー』の関係者は自分の大切な物を担保にして悪魔に魂を売ってるに違いない。それくらいしてると言われないと説明がつかないくらいにとにかく『キングオージャー』は面白い。
38話の時点ですでに今書いたことを思っていた。ところがその後、まだまだ面白さは上昇していった。
その中心にいたのはラクレス・ハスティー。かつてはシュゴッダム史上最悪の王として描かれ、『キングオージャー』前半ではラクレスのことを憎くて憎くて仕方ない人も多かったのではないだろうか。民は道具と口にし、人の上に立つ王とは到底思えない振る舞いの数々。そう思っていたラクレスがまさかのとてつもないどんでん返しをかましてきた。
41話のラスト、ダグデドからもらった力でダグデドを斬りつけた後に出た「41話 宇宙を救う時」のサブタイトルの文字を見た時、はっきり言って失神しそうになった。それほどまでにカッコ良すぎた。
しかし正直な話、全く予想していなかった訳ではない。あっさりとオージャカリバーをギラに奪われてしまうところや、その後の意味ありげな細かい仕草から、どこかで改心するんだろうなとは思っていた。
何よりもスーパー戦隊を見続けて39年、さまざまなパターンを見てきてる。子供の頃のように純粋に楽しめない嫌な大人になった。そして41話でラクレスがつぶやいた「この時を待っていた」で確定。やっぱりラクレスは良い奴だったんだと思ったのも束の間、「立て、ギラ。宇宙を救う時だ」を聞いた後、とてつもない感情の震えを感じた。
斬りつけた時にはわかってた。きっとこのあと感動するんだろうなと。その感動の瞬間に備えた。この備えはいいことではない。歳を取るとある程度予想してしまうことは悪い癖でもあるし、できることなら無邪気に、そして無防備に感動を浴びたい。
そんな構えてしまってた自分ではあったがラクレスのかっこよさは細かいこと全部飛び越えていろいろぶち壊してダイレクトに自分に直撃した。
子どものころに感じた純粋な衝撃のようだった。まるでリタのように叫びたくなるほど痺れた。最大瞬間風速を記録した。それも突発的なものではなく、積み重ねて積み重ねてのものなのでなかなか風は止まなかった。この要因は心に深く刺さる神脚本でもあるし、脳にくっきり焼き付く神演出のおかげであることは言うまでもないが、ラクレスを演じる矢野聖人さんが、徹底的に容赦無く史上最悪の王を演じてくれたからであろう。
『キングオージャー』と民を欺き続けてきたラクレスだが、聞けば矢野さんは当初からキングオージャーの流れを知っており、知った上でラクレス同様、『キングオージャー』のキャストと視聴者をだまし続けてきた。
最高の演技力もさることながら、知った上で隠す覚悟と忍耐力には脱帽するばかりだ。とんでもない時限爆弾を寸分の狂いもなく正確に爆発させた41話。ラクレスの一人勝ちになるかと思われたが、最後に現れた各国の王はこのラクレスに全く負けない。
このラクレスに負けないなんて異常すぎる。だから『キングージャー』は面白い。今日書いた41話はこの先きっと何度も見返すことになると思うが、TTFCではラクレスの矢野聖人さんとギラの酒井大成さんと脚本の高野水登さんでのオーディオコメンタリーが配信されており裏側をたくさん聞くことができる。そして聞いた上でまた見てみると違ったように捉えられてさらに楽しいこと間違いなし。
『キングオージャー』をリアルタイムで見られる幸せはあとわずか。これまでを振り返ったりしながら十二分に楽しみたいと思う。
以前にここで『キングオージャー』は大袈裟なしに放送開始してからずっと神回が続いてると書いた。この言葉にうそはない。毎週毎週日曜日になれば興奮に次ぐ興奮を味わわせていただいており、至福の時間を過ごさせていただいている。
38話の時点ですでに今書いたことを思っていた。ところがその後、まだまだ面白さは上昇していった。
その中心にいたのはラクレス・ハスティー。かつてはシュゴッダム史上最悪の王として描かれ、『キングオージャー』前半ではラクレスのことを憎くて憎くて仕方ない人も多かったのではないだろうか。民は道具と口にし、人の上に立つ王とは到底思えない振る舞いの数々。そう思っていたラクレスがまさかのとてつもないどんでん返しをかましてきた。
41話のラスト、ダグデドからもらった力でダグデドを斬りつけた後に出た「41話 宇宙を救う時」のサブタイトルの文字を見た時、はっきり言って失神しそうになった。それほどまでにカッコ良すぎた。
しかし正直な話、全く予想していなかった訳ではない。あっさりとオージャカリバーをギラに奪われてしまうところや、その後の意味ありげな細かい仕草から、どこかで改心するんだろうなとは思っていた。
何よりもスーパー戦隊を見続けて39年、さまざまなパターンを見てきてる。子供の頃のように純粋に楽しめない嫌な大人になった。そして41話でラクレスがつぶやいた「この時を待っていた」で確定。やっぱりラクレスは良い奴だったんだと思ったのも束の間、「立て、ギラ。宇宙を救う時だ」を聞いた後、とてつもない感情の震えを感じた。
斬りつけた時にはわかってた。きっとこのあと感動するんだろうなと。その感動の瞬間に備えた。この備えはいいことではない。歳を取るとある程度予想してしまうことは悪い癖でもあるし、できることなら無邪気に、そして無防備に感動を浴びたい。
そんな構えてしまってた自分ではあったがラクレスのかっこよさは細かいこと全部飛び越えていろいろぶち壊してダイレクトに自分に直撃した。
子どものころに感じた純粋な衝撃のようだった。まるでリタのように叫びたくなるほど痺れた。最大瞬間風速を記録した。それも突発的なものではなく、積み重ねて積み重ねてのものなのでなかなか風は止まなかった。この要因は心に深く刺さる神脚本でもあるし、脳にくっきり焼き付く神演出のおかげであることは言うまでもないが、ラクレスを演じる矢野聖人さんが、徹底的に容赦無く史上最悪の王を演じてくれたからであろう。
『キングオージャー』と民を欺き続けてきたラクレスだが、聞けば矢野さんは当初からキングオージャーの流れを知っており、知った上でラクレス同様、『キングオージャー』のキャストと視聴者をだまし続けてきた。
最高の演技力もさることながら、知った上で隠す覚悟と忍耐力には脱帽するばかりだ。とんでもない時限爆弾を寸分の狂いもなく正確に爆発させた41話。ラクレスの一人勝ちになるかと思われたが、最後に現れた各国の王はこのラクレスに全く負けない。
このラクレスに負けないなんて異常すぎる。だから『キングージャー』は面白い。今日書いた41話はこの先きっと何度も見返すことになると思うが、TTFCではラクレスの矢野聖人さんとギラの酒井大成さんと脚本の高野水登さんでのオーディオコメンタリーが配信されており裏側をたくさん聞くことができる。そして聞いた上でまた見てみると違ったように捉えられてさらに楽しいこと間違いなし。
『キングオージャー』をリアルタイムで見られる幸せはあとわずか。これまでを振り返ったりしながら十二分に楽しみたいと思う。
2024/01/21