今月28日に開催の格闘技『ONE 165』（有明アリーナ）のメインカードで決定していた武尊vs.ロッタン・ジットムアンノン（タイ）が、ロッタンの負傷により中止となり、代役としてONEフライ級キックボクシング王者のスーパーレック・キアトモー9（タイ）が武尊と対戦することが正式発表された。同試合はスーパーレックのベルトを賭けたタイトルマッチとなる。

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　この発表を受けて武尊は自身のX（旧ツイッター）で「ずっとロッタン選手と戦うために準備をしてきたので悔しい気持ちはありますが　デビュー戦でONEの現役世界王者とのタイトルマッチということで気合い入った」と決意を新たに。「必ず勝って世界最強を証明します。変わらず応援よろしくお願いします」と世界最強を目指すことを改めて宣言した。

　武尊は、自身に勝利した那須川天心と激闘を繰り広げたロッタンとの対戦を求めて、ONEと契約。昨年11月には対戦決定会見が行われ、「格闘技において『誰に勝ったから誰より強い』という三段論法は存在しないと僕は思っている。どんな選手にどんないい勝ち方をしようが、誰より強いとは言えない」と前置きしながらも、「ロッタン選手にKOで勝つことで、僕の中の『THE MATCH』の悔しさに自分に納得をつけられる。自分に対するけじめとしてロッタンを必ずKOしたい」と思いを明かした。

　欠場するロッタンの代役として出場するスーパーレックは、バンコクの「ルンピニー・スタジアム」で世界タイトルを獲得し、2012年にはタイスポーツ局の年間最優秀ムエタイ戦士に選出された。19年からONEに参戦し戦績は12勝1敗。最新試合は昨年9月のロッタン戦で、前日計量で2.27キロの体重超過があったものの、判定でロッタンに勝利した。