俳優の真田広之が主演を務め、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で来年(2024年)2月27日から独占配信されるドラマた『SHOGUN 将軍』のスクリーニング記者会見が、米ロサンゼルス現地時間で今月に4日に行われた。主演&プロデューサーを務めた真田が登壇した会見でのコメントを紹介する。
ちなみに、旧暦の1542年12月26日は、江戸幕府初代将軍となった歴史上の人物・徳川家康が誕生した日とされる。本作で真田が演じる主人公・吉井虎永は、徳川家康にインスパイアされた戦国最強の武将だ。
虎永は、覇権を狙う五大老と敵対し、命をかけて戦う武将。彼に敵の包囲網が迫っていたある日、イギリス人航海士、ジョン・ブラックソーン(後の按針・コズモ・ジャーヴィス)が虎永の領地へ漂着する。虎永は、語学に堪能でキリスト教を信仰する戸田鞠子(アンナ・サワイ)に按針の通訳を命じる。次第に按針と鞠子の間には固い絆が生まれ始める。
一方で按針を利用して窮地を脱する虎永だが、按針から世界を見聞きし、幾度も命を救われることで侍の地位に取り立てることに。そんな中、五大老の脅威が次々に迫り、ついには絶体絶命に追い詰められる虎永。しかし彼の勝利への種まきは按針の漂着からすでに始まっていた。虎永の壮大なる謀り事、果たして彼は、按針と共にこの乱世を制することができるのか!?
本作を初めて現地メディアにお披露目する場となったスクリーニング記者会見は、ウエストハリウッドにあるロンドン・ホテルで開催された。アメリカ国内とインターナショナルのジャーナリスト約50人が招かれた会場で1話と2話が初上映され、上映後は「あそこまで拍手が起こるとは期待してなかったので、うれしかった」と真田も驚くほどだったという。
記者会見には、プロデューサー・主演を務める真田のほか、共同クリエイター/ショーランナー兼エグゼクティブ・プロデューサー/脚本家であるジャスティン・マークス&レイチェル・コンドウのコンビ、エグゼクティブ・プロデューサーのミカエラ・クラヴェル、日本人プロデューサーの宮川恵理子が出席した。
ハリウッド製作の連続ドラマで初主演&プロデューサーを務める真田は、子役として日本でデビュー。その後アクションから時代劇まで幅広く主演を飾り一躍人気の俳優に。主演を飾った『たそがれ清兵衛』(02年)がアカデミー賞の外国語映画部門にノミネートされ、同年トム・クルーズ主演の『ラスト サムライ』にも出演。その後、ハリウッドでの活躍の幅を広げ、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13年)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19年)、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(23年)などの大作映画にも出演を果たした。キアヌ・リーブスから“マスター”と慕われるなど、ハリウッドでの人望も厚く、今や世界を代表する俳優の1人だ。
数々のハリウッド大作に出演してきた真田だが、その中で「いつも孤軍奮闘して何とか日本人がおかしくないものにしようという戦いはずっと続いていました」と内なる想いを吐露。「どのプロジェクトでもできるだけ直そうとしたり、コンサルティング的なことはずっとしていたのですが、やはりイチ俳優としてできることの限界をずっと感じていました」と、実はハリウッド界で挑戦する中で葛藤を抱いていたことを明かす。
本作については「僕にとって奇跡のようなプロジェクトでしたし、プロデューサーとして初めての経験でした。日本人として、僕は日本の文化を正しく世界に紹介したかったんです。それはいつも僕の夢でした」と、葛藤があったからこそ晴れてプロデューサーとしてこの作品を作ることができた喜びを語った。
真田は、俳優として出番のありなしに関わらず、プロデューサーとして朝早くに現場に向かい、美術小道具チェックをし、役者たちを迎え、リハーサルを確認し、それから出番がある時は自身の扮装に着替える、といったことを徹底したという。日本人の立ち居振る舞いや話し方、シチュエーションなど、クリエイターのジャスティンと常に話し合いながら、プロデューサーとして隅から隅までこだわり抜いて作品を完成させたという。
「ある意味での集大成でありはじめの一歩、というのがすごくあります。これを土台に、またどこまで行けるのかなという。大きな布石というか、何度か人生の中であったそういう感覚が、今また感じています」と熱い想いを語っていた。
なお、本作には、危険な野心を持つ虎永の側近、樫木藪重役に浅野忠信、ブラックソーンの船が発見された漁村で藪重に仕える若き武将樫木央海役に金井浩人、虎永の最大のライバルである武将、石堂和成役に平岳大、夫と子を失った悲しみの中で新たな目的を見つけなければならない未亡人、宇佐見藤役に穂志もえか。
虎永の信頼する将軍で親友の戸田広松役を西岡徳馬、鞠子の嫉妬深い夫、戸田広勝(文太郎)役を阿部進之介、虎永の息子で、自分の力を証明したいと強く願う生意気な吉井長門役を倉悠貴、全国にその名を轟かせる遊女・菊役を向里祐香、そして虎永の権力に終止符を打つためなら手段を選ばない、世継ぎの母として尊敬される落葉の方役を二階堂ふみが演じる。
衣装担当は、黒澤明監督の長女で、NHK大河ドラマ『西郷どん』(18年)や『青天を衝け』(21年)、北野武監督・脚本の映画『首』(23年)など名だたる作品の衣装デザインを務めた黒澤和子。美術には日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した『それでもボクはやってない』(06年)や岡田准一主演『天地明察』(12年)を担当した部谷京子なども参加している。
真田は「日本の時代劇専門のクルーも日本の俳優も力を合わせて現場で粘った作品なので、ぜひ期待していただきたいですし、何より素晴らしい原作と脚本の中で、日本人の精神性やサムライスピリッツを貫けたような気がしています。『SHOGUN 将軍』2024年バージョンの世界にどっぷりと浸っていただいて、楽しんでいただければと思います」と作品をアピールしていた。日米の映画界で長きにわたって活躍してきた真田が、役者だけでなく映画人として挑戦した“こん身の一作”に期待したい。
ちなみに、旧暦の1542年12月26日は、江戸幕府初代将軍となった歴史上の人物・徳川家康が誕生した日とされる。本作で真田が演じる主人公・吉井虎永は、徳川家康にインスパイアされた戦国最強の武将だ。
虎永は、覇権を狙う五大老と敵対し、命をかけて戦う武将。彼に敵の包囲網が迫っていたある日、イギリス人航海士、ジョン・ブラックソーン(後の按針・コズモ・ジャーヴィス)が虎永の領地へ漂着する。虎永は、語学に堪能でキリスト教を信仰する戸田鞠子(アンナ・サワイ)に按針の通訳を命じる。次第に按針と鞠子の間には固い絆が生まれ始める。
一方で按針を利用して窮地を脱する虎永だが、按針から世界を見聞きし、幾度も命を救われることで侍の地位に取り立てることに。そんな中、五大老の脅威が次々に迫り、ついには絶体絶命に追い詰められる虎永。しかし彼の勝利への種まきは按針の漂着からすでに始まっていた。虎永の壮大なる謀り事、果たして彼は、按針と共にこの乱世を制することができるのか!?
本作を初めて現地メディアにお披露目する場となったスクリーニング記者会見は、ウエストハリウッドにあるロンドン・ホテルで開催された。アメリカ国内とインターナショナルのジャーナリスト約50人が招かれた会場で1話と2話が初上映され、上映後は「あそこまで拍手が起こるとは期待してなかったので、うれしかった」と真田も驚くほどだったという。
記者会見には、プロデューサー・主演を務める真田のほか、共同クリエイター/ショーランナー兼エグゼクティブ・プロデューサー/脚本家であるジャスティン・マークス&レイチェル・コンドウのコンビ、エグゼクティブ・プロデューサーのミカエラ・クラヴェル、日本人プロデューサーの宮川恵理子が出席した。
ハリウッド製作の連続ドラマで初主演&プロデューサーを務める真田は、子役として日本でデビュー。その後アクションから時代劇まで幅広く主演を飾り一躍人気の俳優に。主演を飾った『たそがれ清兵衛』(02年)がアカデミー賞の外国語映画部門にノミネートされ、同年トム・クルーズ主演の『ラスト サムライ』にも出演。その後、ハリウッドでの活躍の幅を広げ、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13年)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19年)、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(23年)などの大作映画にも出演を果たした。キアヌ・リーブスから“マスター”と慕われるなど、ハリウッドでの人望も厚く、今や世界を代表する俳優の1人だ。
数々のハリウッド大作に出演してきた真田だが、その中で「いつも孤軍奮闘して何とか日本人がおかしくないものにしようという戦いはずっと続いていました」と内なる想いを吐露。「どのプロジェクトでもできるだけ直そうとしたり、コンサルティング的なことはずっとしていたのですが、やはりイチ俳優としてできることの限界をずっと感じていました」と、実はハリウッド界で挑戦する中で葛藤を抱いていたことを明かす。
本作については「僕にとって奇跡のようなプロジェクトでしたし、プロデューサーとして初めての経験でした。日本人として、僕は日本の文化を正しく世界に紹介したかったんです。それはいつも僕の夢でした」と、葛藤があったからこそ晴れてプロデューサーとしてこの作品を作ることができた喜びを語った。
真田は、俳優として出番のありなしに関わらず、プロデューサーとして朝早くに現場に向かい、美術小道具チェックをし、役者たちを迎え、リハーサルを確認し、それから出番がある時は自身の扮装に着替える、といったことを徹底したという。日本人の立ち居振る舞いや話し方、シチュエーションなど、クリエイターのジャスティンと常に話し合いながら、プロデューサーとして隅から隅までこだわり抜いて作品を完成させたという。
「ある意味での集大成でありはじめの一歩、というのがすごくあります。これを土台に、またどこまで行けるのかなという。大きな布石というか、何度か人生の中であったそういう感覚が、今また感じています」と熱い想いを語っていた。
なお、本作には、危険な野心を持つ虎永の側近、樫木藪重役に浅野忠信、ブラックソーンの船が発見された漁村で藪重に仕える若き武将樫木央海役に金井浩人、虎永の最大のライバルである武将、石堂和成役に平岳大、夫と子を失った悲しみの中で新たな目的を見つけなければならない未亡人、宇佐見藤役に穂志もえか。
虎永の信頼する将軍で親友の戸田広松役を西岡徳馬、鞠子の嫉妬深い夫、戸田広勝(文太郎)役を阿部進之介、虎永の息子で、自分の力を証明したいと強く願う生意気な吉井長門役を倉悠貴、全国にその名を轟かせる遊女・菊役を向里祐香、そして虎永の権力に終止符を打つためなら手段を選ばない、世継ぎの母として尊敬される落葉の方役を二階堂ふみが演じる。
衣装担当は、黒澤明監督の長女で、NHK大河ドラマ『西郷どん』(18年)や『青天を衝け』(21年)、北野武監督・脚本の映画『首』(23年)など名だたる作品の衣装デザインを務めた黒澤和子。美術には日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した『それでもボクはやってない』(06年)や岡田准一主演『天地明察』(12年)を担当した部谷京子なども参加している。
真田は「日本の時代劇専門のクルーも日本の俳優も力を合わせて現場で粘った作品なので、ぜひ期待していただきたいですし、何より素晴らしい原作と脚本の中で、日本人の精神性やサムライスピリッツを貫けたような気がしています。『SHOGUN 将軍』2024年バージョンの世界にどっぷりと浸っていただいて、楽しんでいただければと思います」と作品をアピールしていた。日米の映画界で長きにわたって活躍してきた真田が、役者だけでなく映画人として挑戦した“こん身の一作”に期待したい。
このニュースの流れをチェック
- 1. 真田広之主演、ハリウッド制作の連続ドラマ初主演 戦国時代の日本を描く『SHOGUN 将軍』配信決定
- 2. 真田広之主演、ハリウッドがつくる戦国スペクタクルドラマ『SHOGUN 将軍』2・27配信開始
- 3. 真田広之、ハリウッド製作の戦国時代劇で主演兼プロデューサー「サムライスピリッツを貫けた」と手応え
- 4. 真田広之がハリウッドで“日本の魂”を描く戦国スペクタクル『SHOGUN 将軍』予告編
- 5. 真田広之、“こん身の一作”『SHOGUN 将軍』引っさげ2月に凱旋帰国決定
- 6. 真田広之主演の戦国ドラマ『SHOGUN 将軍』中心人物はこの7人、浅野忠信・平岳大・二階堂ふみにも注目
- 7. 真田広之主演ドラマ『SHOGUN 将軍』ハリウッドの本気が垣間見えるメイキング特別映像
- 8. 真田広之「ハリウッドでは画期的」とアピール『SHOGUN 将軍』USプレミア開催
- 9. 真田広之が心血注いだ『SHOGUN 将軍』和洋折衷ドリームプロジェクトの舞台裏【特別映像】
- 10. 【インタビュー】真田広之、ドラマ『SHOGUN 将軍』に「本物の日本」が宿る意義
- 11. 真田広之×田村淳、『SHOGUN 将軍』対談「戦国時代がますます面白くなった」
- 12. 【インタビュー】真田広之、『ラスト サムライ』から『SHOGUN 将軍』まで「すべてに縁を感じてます」
- 13. 『SHOGUN 将軍』真田広之の「撮影現場での一日」メイキング映像、一切妥協を許さない仕事ぶりに「いつ寝ているの?」
- 14. 真田広之、ドジャースタジアム始球式に登場 ノーバウンドで山本由伸選手がキャッチ
- 15. 真田広之、二階堂ふみの目力の強さに驚き「ビームがすごかった」 対談映像解禁
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2023/12/26