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古川登志夫、『青二塾』塾長就任から4年 当初から変わらない“人格等身大演技”の理念

 声優の古川登志夫が21日、都内で行われた、ラジオドラマ『未来のスターを育てる 「生涯俳優宣言」 卒塾制作』の収録に参加し、自ら演出を手がけた作品を通し、卒塾生たちの成長を見届けた。

人格等身大演技の理念を語った古川登志夫 (C)ORICON NewS inc.

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 同作は、マネジメント事務所・青二プロダクションが展開する俳優養成所『青二塾』東京校の「第44期生卒塾制作」として作られるラジオドラマであり、文化放送で2006年から放送中の番組『青山二丁目劇場』(毎週月曜 後9:00〜9:30)内で放送される。放送日は、1月15日、1月22日、2月5日、2月12日の4回。青二塾の卒塾制作がラジオで放送されるのは、今回で4年連続となる。

 卒塾制作は2作品。同番組の劇場支配人で、青二塾の塾長を務める古川が総合演出を担当。各作品の演出を古川と松野太紀が務め、第44期生卒塾生59人が出演した。

『未来のスターを育てる 「生涯俳優宣言」卒塾制作』公開収録に登場した古川登志夫 (C)ORICON NewS inc.

『未来のスターを育てる 「生涯俳優宣言」卒塾制作』公開収録に登場した古川登志夫 (C)ORICON NewS inc.

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■自身の経験と市場分析によって生み出される必修カリキュラム

 収録後の取材では、「なんとか形になった。65点ぐらいでしょうか」と出来栄えを語った古川。やや辛口な採点にも思えるが、「まだ現役の塾生ですのでね。そんな彼らにとって、自分の声が地上波のラジオでかかるのは、ちょっとプレッシャーだと思う」と寄り添い、「塾生の最大値は出せたんじゃないかと思う」とたたえた。

 『青二塾』の履修期間は1年間。卒業制作にかかる期間は約半年ということで、古川は「演技経験者も若干名おりますが、素人から半年でこの場に立つ。非常にタイトな履修期間なんですね」と苦笑しながら、「いつもその短い期間で、どこまで持ってけるのかが勝負。僕らにとっても、塾生にとっても、熱量を要求されるところです」と力を込める。

 古川が塾長に就任したのは2019年。指導面では、就任当初から「基本的に上意下達的なやり方を嫌っておりまして、彼らの意見や吟味を取り上げるように、普段のレッスンから心がけている」という。この理念は、「プレッシャーがかかるとかえってダメになってしまう。上から目線で押し付けても身につかない」という自身の経験から導き出したものであり、「これは僕が塾長になってから、とりわけ気を付けているところです。自分もいろいろな先生方から指導を受けてきた身ですので、良いところと悪いところを取り混ぜて、ほかの先生方にもお願いしております」と語った。

『未来のスターを育てる 「生涯俳優宣言」卒塾制作』公開収録に登場した古川登志夫 (C)ORICON NewS inc.

『未来のスターを育てる 「生涯俳優宣言」卒塾制作』公開収録に登場した古川登志夫 (C)ORICON NewS inc.

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 就任から4年が経ち、「声優だからマイクの前でセリフが上手に言えるというだけではなくて、歌えて、踊れて、トークもできる…といったスキルが、声優にとって当たり前のものになってきている」と改めて分析。「伸びる人と伸びない人が出てきますが、どんな人が伸びるのかというと、やはり自分の可能性に対して非常に鈍欲な人だと思う」と私見も口にした。

 その観点から『青二塾』のカリキュラムには、「ダンスも歌もありますし、演技の授業も細分化されています。例えば感情表現だけを学ぶ授業があったり、対話を専門に学ぶような授業もある」と説明。「よく声優養成所なのに、どうしてダンスをやるんですかと聞かれるんですが、『声優養成所』と謳ったことは一度もないんです。『俳優養成所』として普通の演劇的な訓練をしつつ、最後に声の仕事に集約していく。今は声優という職業の認知度が高まったことで、ビジュアル的に露出することも多いので、そういう訓練も含めているんです」と誇った。

■「自分でもできていないようなことを教え続けている(笑)」

 塾長就任時、古川は「生涯俳優宣言」「人格の陶冶(とうや)」「表現力の練磨」という3つのスローガンを掲げたが、「どこの養成所にもある『演技力を身につける訓練』が3つ目に来ているところがミソだと思う」と回顧。「つまり、“人格等身大演技”なんて表現を僕は使うんですけれども、演技力というものは、人格と比して100パーセント等身大なんです。それゆえに、上手くなりたかったら人格を磨け。それが先決だろう」と伝えた。

 続けて「僕の体験上、『この人はすごく演技力のある素晴らしい役者だな』と思ったとき、人間的にダメな人はいない。同じく、『人間的に魅力のある人だな』と思うと、やはり演技もお上手なんです」と振り返り、アニメ『ドラゴンボール』などで共演した野沢雅子の人柄にも触れた。

『未来のスターを育てる 「生涯俳優宣言」卒塾制作』公開収録より (C)ORICON NewS inc.

『未来のスターを育てる 「生涯俳優宣言」卒塾制作』公開収録より (C)ORICON NewS inc.

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 「そのスローガンを、僕はいつも入塾時に話しますし、授業の折々にもそんなことばかり言っていて。上手くしゃべろうとしたり、上手な演技を身につけようとする前に、『他者に思いを致す』のが人格の本質だよ、なんて難しいことを言うんです」とし、最後に「自分でもできていないようなことを教え続けている(笑)」と笑いながら、「若い人たちと接していると、そんな風に自分がどこかに置き忘れてきてしまったものを思い起こさせてくれるような感覚にもなりますね」と優しく語った。

■ラジオドラマ『未来のスターを育てる 「生涯俳優宣言」 卒塾制作』放送作品
1月15日(月) 『スイッチ・バック・ロード』前編(演出:松野太紀)
1月22日(月) 『スイッチ・バック・ロード』後編(演出:松野太紀)
2月5日(月) 『CHOKHMAH(コクマ―)』前編(演出:古川登志夫)
2月12日(月) 『CHOKHMAH(コクマ―)』後編(演出:古川登志夫)

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  1. 1. 古川登志夫、『青二塾』塾長就任から4年 当初から変わらない“人格等身大演技”の理念
  2. 2. 『青二塾』塾長・古川登志夫、「物事を想像して創造する」ラジオドラマの意義を語る

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