俳優の寺尾聰（76）が15日、都内で行われた映画『屋根裏のラジャー』初日舞台あいさつに登壇。同作で声優に初挑戦した思いを語った。

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　同作は、イギリスの詩人・作家のA.Ｆ.ハロルドによる『The Imaginary』を原作とし、少女アマンダの想像から生まれたイマジナリの少年ラジャーを主人公に、現実と想像が交錯する世界で繰り広げられる大冒険を、スタジオポノックの圧倒的なアニメーションで描く。

　同作ではイマジナリの老犬の声を演じた寺尾。「俳優人生で、声をあてる仕事が生まれて初めてだったので、新人です」と気持ちを新たに作品に臨んだと語る。

　続けて「この作品を引き受けるにあたって、原作も読ませていただいたりしましたが、僕自身の中で決定的だったのが、プロデューサーと監督にお会いして、この人たちとやるんだったらやろうと思った。この方たちなら間違いないだろうと確信を持ちまして、引き受けました」と振り返る。

　そして、寺尾は「自分の声でキャラクターに命が吹き込めたらと思って今日を迎えています。まず私がいろんなことを言うより、ご覧になったみなさんの感想を聞きたいというのが一番の本音です」と初日を迎えた心境を明かした。

　イベントには、寺田心（15）、鈴木梨央（18）、安藤サクラ（37）、仲里依紗（34）、山田孝之（40）、イッセー尾形（71）、百瀬義行監督（70）、西村プロデューサー（46）も登場した。