俳優の杉咲花が主演する映画『52ヘルツのクジラたち』(2024年3月公開)のティザービジュアルが解禁となった。海中を思わせるような幻想的な青が印象的な美しいビジュアルとあわせて、今年8月〜9月、東京、大分を中心に行われた撮影を経て、杉咲のコメントも公開された。
ティザービジュアルは、東京から海辺の街に移り住んだ杉咲演じる主人公・三島貴瑚(みしま・きこ)が、広い海を望むテラスで目を閉じて空を仰ぎ、耳を澄ます姿を切り取った写真を使用。写真撮影は、若手写真家・八木咲が務めた。
撮影場所は、劇中で貴瑚が住む一軒家の、海に向かってせり出した象徴的な六角形のテラス。成島出監督(『八日目の蝉』※蝉=旧字、など)をはじめ制作チームが運命的に出会ったという、大分の海辺の高台にある日本家屋が舞台に選ばれた。
■杉咲花、クランクアップ時のコメント
2ヶ月間の暗闇を走り続け、最後のシーンを撮り終えた時、私たちはあまりにも美しい夕陽に遭遇しました。
演じ手である私がやり切ったと感じることに意味はあるのだろうかと自問しますが、やっぱり完成する映画には、この世界の何かに結びついてほしいという淡い期待を覚えます。
そしてこの物語に気づかされた感覚を、時代とともに更新し続けていくことが、私たちに託された大きな課題なのだと思います。
陽が沈んでしまっても、その夜を越えようとするたったひとりの誰かへ、朝の光とともに届く作品となることを願って。
■『52ヘルツのクジラたち』とは?
「2021年本屋大賞」を受賞した、町田そのこの同名小説(中央公論新社)が原作。ほかのクジラが聞き取れない高い周波数(52ヘルツ)で鳴くため、たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない孤独を表している。
杉咲が演じるのは、自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚(みしま・きこ)。ある痛みを抱えて海辺の街に越してきた貴瑚は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれる、声を発することのできない少年と出会う。愛を欲し、誰にも届かない声で泣く孤独な魂たちの出会いが生む、切なる愛の物語。
ティザービジュアルは、東京から海辺の街に移り住んだ杉咲演じる主人公・三島貴瑚(みしま・きこ)が、広い海を望むテラスで目を閉じて空を仰ぎ、耳を澄ます姿を切り取った写真を使用。写真撮影は、若手写真家・八木咲が務めた。
撮影場所は、劇中で貴瑚が住む一軒家の、海に向かってせり出した象徴的な六角形のテラス。成島出監督(『八日目の蝉』※蝉=旧字、など)をはじめ制作チームが運命的に出会ったという、大分の海辺の高台にある日本家屋が舞台に選ばれた。
■杉咲花、クランクアップ時のコメント
2ヶ月間の暗闇を走り続け、最後のシーンを撮り終えた時、私たちはあまりにも美しい夕陽に遭遇しました。
演じ手である私がやり切ったと感じることに意味はあるのだろうかと自問しますが、やっぱり完成する映画には、この世界の何かに結びついてほしいという淡い期待を覚えます。
そしてこの物語に気づかされた感覚を、時代とともに更新し続けていくことが、私たちに託された大きな課題なのだと思います。
陽が沈んでしまっても、その夜を越えようとするたったひとりの誰かへ、朝の光とともに届く作品となることを願って。
■『52ヘルツのクジラたち』とは?
「2021年本屋大賞」を受賞した、町田そのこの同名小説(中央公論新社)が原作。ほかのクジラが聞き取れない高い周波数(52ヘルツ)で鳴くため、たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない孤独を表している。
杉咲が演じるのは、自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚(みしま・きこ)。ある痛みを抱えて海辺の街に越してきた貴瑚は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれる、声を発することのできない少年と出会う。愛を欲し、誰にも届かない声で泣く孤独な魂たちの出会いが生む、切なる愛の物語。
このニュースの流れをチェック
- 1. 杉咲花主演、本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』映画化 監督は『八日目の蝉』の成島出【コメントあり】
- 2. 杉咲花、映画『52ヘルツのクジラたち』撮了時の思い「暗闇を走り続け、最後に美しい夕陽に遭遇した」
- 3. 映画『52ヘルツのクジラたち』息子を「ムシ」と呼ぶ母親役で西野七瀬が出演 主題歌はSaucy Dog
- 4. 杉咲花主演、映画『52ヘルツのクジラたち』志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨ら共演【場面写真】
- 5. 杉咲花×志尊淳「互いに手を取り合って臨んだ」 映画『52ヘルツのクジラたち』本編&インタビュー映像
- 6. 西野七瀬、我が子を「ムシ」と呼ぶ母親役で新境地 杉咲花と対峙する本編映像解禁
コメントする・見る
2023/11/28