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吉沢亮、初共演の宮崎あおいに“緊張“ 芸能活動する前から「ずっと憧れ」

 数々の名作を世に送り出してきた人気脚本家・坂元裕二が、Netflixとタッグを組んだ映画『クレイジークルーズ』。豪華クルーズ船を舞台に殺人事件の解決とラブロマンスが交差するコメディ作品で、バトラーとして忠実に任務を遂行しようとする冲方優と、ひょんなことからクルーズ船に乗り込んでしまった女性・盤若千弦を演じたのが、俳優の吉沢亮宮崎あおい(※崎=たつさき)だ。学生のころから憧れていたという宮崎との共演に「むちゃくちゃ緊張した」と語る吉沢と、「ものすごくプレッシャーだった」と笑う宮崎が撮影を振り返った。

(左から)吉沢亮、宮崎あおい (C)ORICON NewS inc.

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■坂元裕二の脚本の“言葉”の魅力「こんな素敵なセリフを自分が言えるんだ」

――坂元裕二さん脚本の本作ですが、読んでどんな感想を持ちましたか?

吉沢:いつかご一緒できたらと思っていたので、とてもうれしかったです。脚本を読ませていただいて、すごくポップでおもしろおかしい会話劇のなかに、人間の根本的な部分というか「人ってそうだよね」みたいなことが散りばめられていて、素敵な脚本だなと思いました。お芝居をしていても楽しかったです。

宮崎:坂元さんはとても素敵なセリフをたくさん生み出されている方という印象を持っていました。実際脚本を読ませていただいて、「こんな素敵なセリフを自分が言えるんだ」と思ったら、撮影前からワクワクしましたし、現場に入ってからも、掛け合いがとても楽しくて。出来上がった作品を観ても、テンポがよく、それぞれの登場人物がとても愛おしく、大好きな作品です。

――冲方というキャラクターは、どのように捉えて役にアプローチしていったのでしょうか?

クレイジークルーズ場面写真

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吉沢:まず、豪華客船のバトラーという役だったので、歩き方や姿勢を意識しました。普段の僕は姿勢が良くないので、ジムに行って運動しつつ、姿勢の矯正をするところから始めたんです。芝居としては、仕事はできるし一生懸命だけど、実は不器用なところがちゃんと出せればいいなと思っていました。

――“冲方は避雷針”という表現もありましたね。

吉沢:どんな理不尽なことを言われても対応するという部分でそう呼ばれているのですが、冲方自身は自分のことを避雷針だとは思っていないんですよね。その部分は意識していました。

吉沢亮 (C)ORICON NewS inc.

吉沢亮 (C)ORICON NewS inc.

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――千弦は衣装を含めてとても躍動的でしたね。

宮崎:作品の衣装担当をしてくださったスタイリストのBabymixさんが、本当に素晴らしい衣装をたくさん用意してくださいました。みなさん個性的でそれぞれキャラクターが立っていて、観ていて楽しかったです。千弦の衣装もすべて好きでした! 衣装合わせをすることでキャラクターがどんどん広がっていって、それによって“千弦”がすごく立体化できたと思います。

――吉沢さんは千弦の七変化を側で見ていていかがでしたか?

クレイジークルーズ場面写真

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吉沢:もちろんとても素敵でした。とにかく豪華でしたよね。個人的に好きだったのが、左右別のスニーカーを履いているところ。かわいいなと思って見ていました(笑)。真似する人がきっといると思います。

――吉沢さんのスーツ姿、宮崎さんのドレス姿も素敵でした。

吉沢:とても贅沢なシーンだったので、撮影のときもすごく気持ちが上がりました。ふたりがだんだん惹かれ合っていくところでもあったので、冲方と同じようにドキッとしましたね。

■互いに緊張しながら進んだ撮影

(左から)吉沢亮、宮崎あおい (C)ORICON NewS inc.

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――吉沢さんは学生時代から宮崎さんに憧れていたと伺いました。

吉沢:自分が中学生のときに公開された映画、『ただ、君を愛してる』を観て「めっちゃ好き」って思ったんです。

宮崎:あの映画はとてもかわいい作品でしたね。

吉沢:ですよね。それまであまり恋愛映画を観る習慣がなくて、あの作品が多分初めてだったんです。すごくキュンキュンして、とても印象に残っている作品です。

――芸能活動をされる前ですか?

吉沢:全然前ですね。

――そんな憧れの方と作品をご一緒するというのはどんなお気持ちでしたか?

吉沢:緊張しました。ずっと憧れていた方だったので。そんな方の瞳に自分がどう映っているのかと考えると、結構固まってしまっていました(笑)。

宮崎:でも、それは私も一緒なんですよ(笑)。そう言ってくださっている方に、いまの私はどう映っているのだろうと考えてしまって。私もずっと緊張していました。

――その緊張は、撮影が終わるまで続いていたのですか?

クレイジークルーズ場面写真

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吉沢:そうですね。僕のなかではずっと緊張感は残っていました。でも宮崎さんがとても現場ではナチュラルで素敵な方だったので、だんだんリラックスできた部分もあります。

宮崎:吉沢さんは多分とてもシャイな方なのかなと感じていました。ふたりのシーンが多かったですし、待ち時間もあったので、そのときは「ご家族は?」「休日は何していますか?」というような話をしつつ、後半は私的には緊張感なく話せたと思います(笑)。

――お互い俳優として対峙してみた感想は?

吉沢:撮影が毎日楽しかったです。掛け合いのシーンもテンポが良く、安心感がありました。

宮崎:千弦は、話をするとき相手の目をじっと見つめる人だと思ったんです。吉沢さんの顔をじっと見て、「すごくきれいな顔をした方だな」と思っていました。とても仕事に対して真面目であるにも関わらず、少し不器用な冲方も、吉沢さんが演じると、説得力があって引き込まれました。とても楽しかったです。

宮崎あおい (C)ORICON NewS inc.

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■個性派映画Pを演じるのは菊地凛子「ひどいことを言ってもなぜか許せてしまう」

――他の共演者で印象に残っている人はいますか?

吉沢:菊地凛子さん演じる映画プロデューサーの保里川藍那が個性的すぎて笑いっぱなしでした。まさに菊地さんだからこそ出来上がった役だなと思います。

宮崎:私も菊地さんがすごく印象に残っています。結構ひどいことを言うのですが、憎み切れない、なぜか許せてしまうみたいな。あとは、久留間家の家政婦の子・奏翔役の潤浩くんが、吉沢さんのことが大好きでしたよね。奏翔くんの携帯の待ち受けが吉沢さんになっていたんです。ゲームの話で盛り上がっていて(笑)。

吉沢:確かに仲良しでしたね。僕が強かったので、ゲームを教えながらやっていた気がします(笑)。

クレイジークルーズ場面写真

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――以前、他の作品でも吉沢さんは子役の方と仲良くしていたというエピソードを聞いたような。

吉沢:子どもだと思って接していないというか、同じ目線でしゃべっていますね。そういうところが相手からしたら話しやすいのかもしれません。

――配信が近づいてきましたが、どんなところに注目してほしいですか?

吉沢:ふたりがキュンキュンし合いながらもミステリーとして事件を解決していく様子に注目してほしいです。ほかの登場人物たちも本当に個性的で魅力的なキャラクターなので、最後まで飽きることなく楽しんでいただけると思います。ポップだけれど、心に残るものがある作品です。

宮崎:衣装が素晴らしいので視覚的にも楽しめる作品だと思います。ワンシーンごとにみんなで一生懸命作ったので、楽しい登場人物たちが画面いっぱいに動き回る姿を楽しんでください。


取材・文/磯部正和

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