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小松菜奈×松田龍平、映画『わたくしどもは。』歌舞伎俳優・ダンサー・能楽師らも出演 劇中音楽は野田洋次郎

 俳優の小松菜奈松田龍平が出演する映画『わたくしどもは。』の追加キャスト情報と野田洋次郎RADWIMPS)が劇中の音楽を手掛けることが明らかになった。

映画『わたくしどもは。』出演者(上段左から)大竹しのぶ、片岡千之助、石橋静河、田中泯(下段左から)内田也哉子、森山開次、辰巳満次郎

映画『わたくしどもは。』出演者(上段左から)大竹しのぶ、片岡千之助、石橋静河、田中泯(下段左から)内田也哉子、森山開次、辰巳満次郎

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 舞台は佐渡島の金山跡地。倒れている女(小松)が目覚めると、過去の記憶をなくしていた。名前を思い出せない女はミドリと名付けられ、清掃員として働き始める。ミドリはそこで警備員の男(松田)と出会う。男もまた名前と過去の記憶がないという。そんなミドリと男は互いにひかれ合っていく。

 本作は、ベネチア国際映画祭が新鋭監督を支援するプロジェクト「Biennale College Cinema 2018-2019」において、インターナショナル部門9作品のうち日本から唯一選ばれた企画であり、香港国際映画祭、昨年の東京国際映画祭など多くの国際映画祭でも映画化の期待と注目を浴びていた。企画から5年の月日を経て、今月23日に開幕を迎える「第36回東京国際映画祭」コンペティション部門公式出品作品として念願のワールドプレミアを迎える。

 今回、発表されたキャストは、記憶を失った女(小松)を助ける金山跡地の掃除婦キイ役に日本映画界で唯一無二の存在感を放つ大竹しのぶ、ジェンダーに悩む高校生の透役に歌舞伎界ホープの片岡千之助、謎のバスガイドのムラサキ役に映画・ドラマ・舞台と多岐にわたって表現の幅を広げている石橋静河

 あの世とこの世の狭間の番人をする館長役に舞踊家・俳優として幅広く活躍する田中泯、透の母親役に、エッセイ本などの執筆や海外作家の絵本などの翻訳を手掛ける内田也哉子、爛れた男に国内外でジャンルを横断した活動が目立つダンサー・演出家の森山開次、そして能楽師役に重要無形文化財保持シテ方宝生流能楽師の辰巳満次郎。さまざまな分野の表現者たちが集結し、観客を神秘の世界へと導く。

映画『わたくしどもは。』劇中音楽を担当する野田洋次郎

映画『わたくしどもは。』劇中音楽を担当する野田洋次郎

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 江戸時代、無宿人と呼ばれる戸籍を剥奪された人々が内地から佐渡島に連れてこられ、金山で過酷な労働を強いられた結果、多くの方が命を落とすという出来事があった。佐渡島を訪れた富名哲也監督は、この金山跡地の片隅にひっそり佇む墓地、”無宿人の墓”の存在から本作の着想を得たという。

 戸籍の無い人たち”無国籍者"は、遠い過去の出来事ではなく、日本そして世界的にも増加し現在問題となっている。「この社会に記録上存在していない、無宿人と無国籍者は、亡くなってもその存在は永遠に認められることがないまま、その魂は“彷徨える魂”としてこの世を漂っている。忘れ去られないためにもこれをテーマに映画を作りたかった」と監督は話す。

 続けて、「この映画の物語を支えるプロットとし、佐渡金山を象徴する二つに割れた山、道遊の割戸と呼ばれる金山が大切な役割を担っている。じっと眺めていると、その割れた裂け目はあの世とこの世を繋ぐ出入口に思えたことが映画の強いインスピレーションになった」と作品に対する強い思いを述べている。

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  • 映画『わたくしどもは。』(C)TETSUYA to MINA film

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