俳優の宮世琉弥が、向井理が主演を務めるフジテレビ系水10ドラマ『パリピ孔明』（毎週水曜　後10：00）の第3話（11日放送）にMCバトル選手権3連覇の“無敵のフリースタイラー”という異名を持つ若き天才ラッパー・KABE太人（かべ・たいじん）として登場した。第4話での諸葛孔明（向井）とのラップバトルを前に、取材会に参加した。

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　同作は、三国時代の天才軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す月見英子（上白石萌歌）のために、魔法のような作戦を考えては、彼女の前に立ちはだかる壁を軍師のごとく切り崩し、成功に導いていくサクセスストーリー。

　原作ファンでもある宮世は「共感する部分もあり、孔明の策略がさく裂しているのが爽快で、テンポ感も良くて見入っちゃいました。音楽も良くて楽しめます」とアニメを見た当時を回想。「KABE太人は、自分が好きだからこそ演じるプレッシャーはあったのですが、衣装から良い意味で崩していて、原作とは違った実写になっています。面白いなと思いました」と実写ドラマにも太鼓判を押した。

　KABEを演じるにあたって「“無敵”なので、（ラップの）クオリティーを高くしていかないといけない」とプレッシャーもあったそう。ラッパー・LITTLE監修のもと「全力で練習しました」という。その成果もあり、「小節が与えられてその中でどう歌うかは人によるらしいので、僕も（撮影の）後半には、音源は覚えつつ、かっこいいところを見つけられて、自分らしさが出たかなと思います。本当に楽しく撮影できました。皆さんも楽しみにしていてください」と期待を高めた。

　5月に「AWAKE」でMusicProjectを本格始動した宮世は「自分の曲でも滑舌が良くなりました」と、今作でのラップ経験が早速生きているという。さらに、共演者には向井や上白石に加え、菅原小春、関口メンディー（GENERATIONS）、ELLY（三代目 J Soul Brothers）などアーティストも名を連ねる。「こんなにたくさんのアーティストのプロの方々が周りにいる環境で撮影するのは初めてです。ドラマ撮影をしながらも別の知識が増えていくのは、撮影していても面白かったです」と達成感をにじませた。

　そんな“無敵”なラップを披露するKABEだが、MCバトルで急性胃潰瘍になり倒れてしまうほどプレッシャーに弱い一面も。宮世は「やりたいことをやるっていう精神は同じですが、真逆にいる」と言い「振り切っている。自分が演じていて笑っちゃうくらいオーバーです」と紹介。「日ごろからネガティブなことが出ちゃう影響が出るようになりました」と語るほど、熱演を見せる。

　最後に、宮世は「ぶっとんでいると思います」と同作をアピール。「水曜の22時が音楽でいっぱいになると思います。（原作とは）また違った『パリピ孔明』を楽しんでもらえたらと思うので、良い意味で原作と比べてみてください」と呼びかけた。

　18日放送の第4話でKABEは、孔明とラップバトルを繰り広げる。宮世はどんなパフォーマンスを披露するのか。