俳優の菅井友香(27)が26日、都内で明治座創業150周年記念『赤ひげ』製作発表会見に登壇。同作に出演する船越英一郎、新木宏典、崎山つばさ、猪野広樹、高橋健介、河相我聞、菅井友香、山村紅葉とともに意気込みを語った。 山本周五郎の傑作小説『赤ひげ診療譚』の舞台化となる本作は、江戸時代の小石川養生所を舞台に、武骨で謎めいた医師「赤ひげ」と青年医師、そして貧しい患者や市井の人たちとの魂の交流を描く。患者に医術を施すだけでなく、患者の抱える事情にも踏み込み献身的に面倒を見る主人公・新出去定(にいで・きょじょう)通称“赤ひげ”役を初舞台&初主演の船越が演じる。 とある患者を献身的に看病する女中・お杉を演じる菅井は「偉大な先輩方とご一緒に歴史ある名作を、そして明治座150周年のすばらしいタイミングでこの舞台に出演させていただけて本当に光栄です。女中という役柄や、和装でのお芝居などいろいろ初めてのことが多い中で、日々試行錯誤しています。船越さんはじめみなさんが本当にたくさんアドバイスをくださって課題をたくさん感じながらもやる気に満ちあふれた毎日を過ごさせていただいています。大変だけど明日も頑張って生きようと思っていただけるパワーをお届けできるように精いっぱい頑張っていきます」と意気込みを語った。 女中を取りまとめるお光を演じる山村は「友香ちゃんはどうしたらいいのかしらととってもかわいく聞いてくれるので、本当の娘か、妹のように感じています」と稽古場でもよくコミュニケーションをとっていることを明かした。