昨年10月1日に79歳でこの世を去ったアントニオ猪木さん。日本を代表するプロレスラーにして実業家、政治家としてリングの内外で伝説的なエピソードを数々残してきたアントニオ猪木とはいかなる“存在”だったのか?今週6日より劇場公開されるドキュメンタリー映画『アントニオ猪木をさがして』より、猪木が“アントニオ猪木”になる前のブラジル時代を知る男の証言インタビュー映像がYouTubeで公開された。 アントニオ猪木こと、猪木寛至は、1943年2月20日に神奈川県横浜市鶴見区で産声を上げた。家庭の経済状況が悪化したことがきっかけとなり、14歳の時に家族と共にブラジルに渡り、サンパウロ市近郊のコーヒー農場で少年時代を過ごす。1年半の労働契約を終えた猪木家はコーヒー農園で蓄えた資金を元手に近くの土地に家と畑を借り、別の農業で成功を収める。
2023/10/03