今月8日に映画『戦慄怪奇ワールド コワすぎ！』の公開を控え、唯一無二の新感覚ホラー作品を数多く製作、ほかにも映画『貞子vs伽椰子』、『不能犯』などで知られる白石晃士監督による新感覚ホラーシリーズ『白石晃士の決して送ってこないで下さい』の劇場公開が10月13日より渋谷ヒューマントラストシネマほかにて決定した。

　本作では、白石監督自らストーリーテラーとなり、全国各地より長年自分宛に送られてきたビデオテープに映っていた恐ろしい映像を元に、投稿者にインタビューを繰り返しながらその謎に迫っていく姿を描く。

　白石の元に送られてきた圭介とユキという若いカップルからの映像、それは幽霊が出ると噂される薄暗い廃墟で撮影されたものだった。廃墟の奥深くに進むと突如、ユキの姿が跡形もなく消えた…、慌てふためく圭介、やっとの思いで見つけ出した彼女の背後に、おぞましい雰囲気の黒い影が渦巻き、手には古いVHSテープがあった。

　白石がこの映像を見た後、いきなりカラメと名乗る謎の女性から、「すぐに圭介のことを調べろ」という脅迫めいた電話がかかってくる。しかもこの女、勝手に圭介の部屋に入り、圭介とユキを隠し撮りした映像まで送ってきた。

　この不可解な出来事をきっかけに調査に乗り出す白石。そこで分かったのは圭介の周りで起きていた不審な3人の女性の死…、さらにユキが持っていた古いVHSテープを見ると、ある廃村で起きた身の毛もよだつ恐怖の映像が映っていたのであった。

　本作のメインキャストには、舞台AUBE GIRL’S STAGE『サイバーガール〜あるいは寛容論について〜』（2021年）、映画『愛してる！』（22年）などに出演している若手俳優、有川舞衣子と、ひとり芝居とトークを織り交ぜた映画紹介やコントを中心に独自の世界観で動画をアップし、登録者数は50万人を超えるYouTuberで俳優としても活躍する、かいばしらが選ばれた。

　また、ほかのキャストとして、『超・悪人』（11年）にて映画デビュー後、『スペシャルアクターズ』（19年）、『そこにいた男』（20年）などに出演し、2020年には連続テレビ小説『エール』にも出演を果たした清瀬やえこ。芸人としてライブに出演しつつ、YouTubeへ投稿している映画解説動画も好評を博している、沖田遊戯。映画『青のハスより』（19年）、『未曽有』（21年） 、『遠いところ』（23年）への出演や、ブルースハープ奏者としてオレモリカエルのアルバムに参加するなど幅広く活動している、小倉綾乃。ほか、劇団南極ゴジラの劇団員として舞台に立ちつつ、サウンドクリエイターとしての一面も持つ、揺楽瑠香ら、バラエティに富んだ若手たちが集結した。

　あわせて解禁されたメインビジュアルでは、白石が手に持っている恐怖映像が収められたビデオテープが印象的。“貴方は見る勇気がありますか？”と問いかけているように、中央に散りばめられた映像の中身と思われる写真の数々からも、全体的に不気味な雰囲気が漂っている。ビデオにはいったいどんな映像が映っていて、白石はそれをどのように解明していくのか…。楽しみなビジュアルに仕上がっている。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」