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杏主演『私の一週間』子育て家庭のリアルな朝の風景を切り取った本編映像

 世界各国の女性監督&女優によるオムニバス映画『私たちの声』(9月1日公開)より、日本から参加した主演、呉美保監督の『私の一週間』の本編映像が解禁となった。

杏×呉美保監督『私の一週間』を含む7つの短編集『私たちの声』(9月1日公開)(C)2022 ILBE SpA. All Rights Reserved.

杏×呉美保監督『私の一週間』を含む7つの短編集『私たちの声』(9月1日公開)(C)2022 ILBE SpA. All Rights Reserved.

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 『私の一週間』は、シングルマザーのユキ(杏)と、 人の子どもたちアヤとトワの一家の日常を描いたストーリー。解禁されたのは、育児と同時進行で家事をし、仕事に励むユキの忙しい朝を切り取ったシーン。

 カーテンを開け子どもたちを起こしたら、洗濯機を回し、朝食を作る。子どもたちの喧嘩をとめようとしたらコーヒーをこぼしてしまう。タイミング悪くティッシュは空、新しい箱に手を伸ばしたら子どもたちが次から次へと新品を開けていてイライラ。夕飯用の米を研ぎ炊飯器をセット、ごみを捨て、長男を自転車の後ろに乗せ保育園まで送り、その後職場のお弁当屋へ出勤する――。何気ない家族の風景を切り取っているが、そこにはしっかりと母の苦労があることが分かるシーンとなっている。

杏は2児を育てるシングルマザーを演じる(C)2022 ILBE SpA. All Rights Reserved.

杏は2児を育てるシングルマザーを演じる(C)2022 ILBE SpA. All Rights Reserved.

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 本作で8年ぶりにメガホンをとった呉監督が、本作で描きたかったことは“名もなき家事”の数々。物語のアイデアについて、「ジェンダーギャップがテーマであること、女性が主人公であることという企画の趣旨を聞いて、現在の自分が日常的にやっていることを描こうと思いました。さらに主人公をシングルマザーに設定することで、子どもを育てながら働くということがどれぐらいの作業量になるかを、シンプルに描けると思い付きました」とキャラクター設定の意図を明かしている。

 映画のユニークな点は、ユキが毎日行う家事を丁寧に描いていること。呉監督は「普通の映画だとどうしても省かれてしまう、“名もなき家事”を多く描くようにしました。例えば、朝起きて食事をして子どもを保育園に送り届けるところまでを表現するとしたら、朝食を作るために冷蔵庫から食材を出して、子どもが起きたときに洋服を着替えさせて、髪の毛を結んで…など、家事をしながら子どもの世話をして、さらには自分の化粧までするというこの一連の流れを細かく描いている映画はあまりないと思います。だけど今回はそんな日常の積み重ねの大変さと、それに向き合うパワフルさを描きたかったのです」と作品に込めた想いを語っている。

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  1. 1. 杏の世界デビュー作『私の一週間』を含む7つの短編集『私たちの声』9・1公開決定
  2. 2. 杏、ジェニファー・ハドソンら主人公が勢ぞろい『私たちの声』日本版ポスター
  3. 3. 杏主演『私の一週間』子育て家庭のリアルな朝の風景を切り取った本編映像

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