松岡茉優が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』（毎週土曜　後10：00）が、いよいよ後半戦に入り佳境を迎える。3年D組の担任である九条里奈（松岡茉優）と生徒たちの“2度目の1年間”を描く紆余曲折の物語には、オーディションを勝ち抜いたフレッシュな生徒役キャストたちが集結。それぞれ問題を抱える役柄を演じる彼らの演技合戦が話題となっている。今回は、撮影の合間に行った3年D組の生徒役キャストの座談会を“休み時間トーク！”としてお届け。Vol.3では迫田竜輝役の橘優輝、栖原竜太郎役の窪塚愛流、月野春香役の柿原りんか、遠山泰次郎役の岩瀬洋志、中園胡桃役の寺本莉緒、西野美月役の茅島みずきに話を聞いた。

――みなさんが思う3年D組の魅力を一言で言うと？

【柿原りんか】　生徒がみんな個性的。

【寺本莉緒】　全員が本気なところ。

【茅島みずき】　熱意に溢れている。

【岩瀬洋志】　みんな全力で取り組んでいる。

【窪塚愛流】　僕も“本気”かな。

【橘優輝】　“本気”がD組の魅力だと思います。

――これまでの撮影で最も印象的だったエピソードはなんですか？

【岩瀬洋志】　1話に鵜久森叶役の芦田愛菜さんが長ゼリフを言うシーンがあって、その撮影のときにものすごい熱意と迫力を芦田さんのお芝居から感じて驚いたのが印象に残っています。

【窪塚愛流】　撮影が始まる前に、プロデューサーの福井雄太さんが、僕らに対して「君たちならいいドラマを作れるから頑張って！」と気合いを入れてくださったんです。そのあとクランクインを迎えたのですが、撮影初日に相楽琉偉役の加藤清史郎さんも僕らを鼓舞するような熱いメッセージを伝えてくれて。清史郎さんの言葉ひとつひとつに感動しましたし、こんなに熱意のある方と一緒にドラマを作り上げることができるって本当に素晴らしいことだなと思ったのが印象に残っています。

――九条里奈先生役の松岡茉優さんと現場で接してみて印象に残ったことを教えていただけますか。

【柿原りんか】　撮影がないときも、現場に来てくださって、私たちにいろいろなアドバイスをくださいますし、スタッフさんとも撮影に対して真剣にお話されていて、とっても熱心な方だなと思いました。

【窪塚愛流】　ドラマの最初の頃は、僕ら生徒と先生って必要なこと以外は話さないんですけど、撮影の合間は松岡さんが僕たちと気さくに会話してくださって、時には素敵な笑顔も見せてくださるんです。ところが、監督が「本番！」と言った瞬間に九条先生の厳しい表情に切り替わるので、役と普段とのギャップに驚かされました。

【橘優輝】　休憩時間の時の松岡さんはすごく優しいので、“まだ本番始めないで！”と思うこともあります（笑）。特に僕は清史郎くん演じる相楽の仲間なので、本番になった途端に険しい目で見られるのが悲しくて（苦笑）。だけど、そう思わされるぐらいすごい方なんだなと、今回改めて感じました。

――D組のなかで“最高のムードメーカー”“最高のリーダー”“最高の愛されキャラ”と言えば誰でしょうか？

【窪塚愛流】　最高の愛されキャラはのせりん（不破大成役）じゃない？　男女関係なくみんなと仲良くしているイメージがある。

【茅島みずき】　確かにのせりんさんはみんなに愛されてるかも。でも、彼と話してると意外な一面に気づいたりするから、ただの愛されキャラとはちょっと違う気もする。

【窪塚愛流】　確かに掴みどころがなかったりするよね。

【茅島みずき】　いい意味で“クセのある愛されキャラ”かもしれない。ムードメーカーと言ったら愛菜さんかな？

【寺本莉緒】　愛されキャラでもあるけど、現場を明るくしてくれるからムードメーカーなんじゃないかな。この間、ランチがカレーだったときに「今日はカレーだよ！　私カレーが大好物なの！」って愛菜さんがはしゃいでいて、めちゃくちゃかわいかった。
【柿原りんか】　愛菜さんは楽屋でよく踊ってて、本当に可愛すぎ！

【寺本莉緒】　奥平くん（星崎透役の奥平大兼）も踊ってるよね。

【茅島みずき】　二人ともめちゃくちゃキュート！

【寺本莉緒】　最高のリーダーは誰だろう？

【茅島みずき】　私は清史郎くんだと思う。みんなに対して「俺はこうした方がいいと思うよ」ってお芝居のアドバイスをくれるし、悩んでると背中も押してくれたりするんだよね。今日も私が何回かカットを重ねてしまって落ち込んでいたら、「何回でもやろうよ！」って声をかけてくれて。なので最高のリーダーは清史郎くんですね。

――では最後に、今後の見どころや視聴者の方へメッセージをお願いします。

【橘優輝】　ドラマの後半になるにつれて、本作の伝えたいメッセージがどんどん力強いものになっていきます。なので、最後まで観ていただければきっと自分自身の考え方や価値観が変わっているんじゃないかなと思います。視聴者の皆さんに楽しんでいただけるように、僕らも全力で演じているので、ぜひ最終話まで見届けてもらいたいです。

【窪塚愛流】　何か起きたときに、自分には関係のないことと思って問題をスルーしてしまうこともあるけれど、僕は楽しいことばかりじゃなく、時にはつらい現実にも目を向けることが必要だと感じています。それは本作を通して気づいたことでもあって、例えば相手の意見を否定するんじゃなく、“そういう考えもあるのか”と思えたら自分の視野が広がります。それは生きていく上でとても大事なことだし、そういうことをこのドラマは教えてくれると思うので、ぜひ最終話まで見届けて何かを感じてもらえたらうれしいです。

（文／奥村百恵）


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