俳優の山崎賢人（28、※崎＝たつさき）、大沢たかお（55）が9日、都内で行われた映画『キングダム』の大ヒット御礼舞台あいさつに参加。大沢のサプライズメッセージに山崎は涙をこらえきれずに号泣した。

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　イベントでは『キングダム』スタッフを代表してプロデューサーチームからサプライズでメッセージが送られた。「山崎さん、PR活動お疲れ様でした。ワールドプレミアで言っていた『この数年間、信と共に生きてきた』という言葉。我々、スタッフ一同、うれしかったです」とする。

　山崎は怪我をしようが、疲れようが、心配をかけまいと撮影では明るく振る舞っていたそう。「どれだけ我々は勇気づけられたことか。これだけの大作の主演。ものすごいプレッサーと責任を感じながらも全力で挑む姿は、まさしく信そのもの。キャスト、スタッフ全員が鼓舞されました。山崎さんは飛信隊の隊長であり、映画『キングダム』の隊長です。大ヒットおめでとうございます。山崎さんの努力に心より感謝しています」とメッセージは締めくくれた。

　そんなメッセージを受け取った山崎は「ありがとうございます。うれしいです。めちゃくちゃうれしいです。うれしいです」と感激しきりだった。

　プロデューサー陣に山崎も助けられたそう。「泣くシーンがあったんですけど、うまくいかなくて…。うまくいかないし、森での撮影でトイレも行きたいし、ちょっとは泣いているからコンタクトは落ちて、ぐちゃぐちゃになった。森の暗闇で逃げちゃいたいなと思った」と振り返る。

　そんな時にプロデューサーからは「大丈夫だよ」と声を掛けられた。山崎は「『大丈夫だよ』で1番、泣きそうになる（笑）。それぐらいいいチーム。昔から見守ってくれる。楽しいチームですし、自分だけじゃなくて、みんなのために頑張りたいなと思いますね」としみじみ。改めて「ありがとうございます」とプロデューサー陣に感謝の言葉をつむいでいた。

　原泰久氏の人気漫画を実写映画化する『キングダム』シリーズの最新作。中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信（山崎）と、中華統一を目指す若き王・エイ政（えいせい／吉沢）の活躍を壮大なスケールで描く。第3弾となる今作は、信がエイ政から秦軍の総大将を任命された王騎（大沢）とともに、復讐に燃える趙からの侵略に立ち向かう「馬陽（ばよう）の戦い」が繰り広げられる。