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『VIVANT』二階堂ふみ、演じる薫の“危うさ”語る「良くも悪くも熱血漢で人間くさい」

 俳優の堺雅人が主演、阿部寛二階堂ふみ二宮和也松坂桃李役所広司が共演する、TBS系日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜 後9:00)の第4話の放送を前に、二階堂ふみが作品の見どころや撮影エピソードなどを語ってくれた。

日曜劇場『VIVANT』の場面カット(C)TBS

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――柚木薫は乃木憂助(堺雅人)と遭遇したことで命の危険にまでさらされ、巻き込まれっぷりが凄まじい…という印象ですが、演じていていかがですか?

大いに巻き込まれましたね(笑)。でも、薫自身、世界医療機構の医療従事者としてバルカ共和国の人をはじめ、さまざまな人たちとみずから積極的に関わっていく人間。自立心があったり、自分の活動に対する思いや、人との関わりに対してすごく熱い思いを秘めたキャラクターなので、物語が進むにつれてその思いもどんどん形を変えていったり、関係性も変わっていきます。薫の気持ちの変化は、演じさせていただいて勉強になることばかりだなと思っています。とはいえ、巻き込まれ具合がすごいので「私にかまわず置いていってくれ、どうか!」と思いながら演じていました(笑)

日曜劇場『VIVANT』の場面カット(C)TBS

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――薫は乃木や野崎守(阿部寛)とは違って、3年ほど現地で暮らしているという設定です。モンゴル語の流暢さに驚きましたが、特に意識した点はありますか。

モンゴル語は難しかったです。薫がモンゴル語に長けているのは、現地に住んでいた年数というよりは、どこに住んでいても自分のやりたいことに対して能動的で正直に生きるキャラクターだからなのかなと思います。コミュニケーションを取ろうとして自然と習得していたということかなと。

また、“女性だから”といった見え方にだけはならないようにしたいなと思いました。性別関係なく俳優部の1人として現場に臨みたいと考えていたので、もしかすると薫と自分の個人的な気持ちがリンクする部分があるかもしれません。性別も年齢も国籍も関係なく、自分の足で立っている人に見えるように演じることが、一番説得力が出ると思いましたし、そうあってほしいという願いもこめています。

ただ、薫は危うさも持ったキャラクターですよね。負傷している乃木さんの居場所をあっさり警察に教えてしまうとか、医師という立場では本来すべきでない選択を初っ端でしていたりと、内なるものが良くも悪くも熱血漢で人間くさいところがあるなと思います。

日曜劇場『VIVANT』の場面カット(C)TBS

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――福澤克雄監督とのエピソードをお聞かせください。

監督とジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)とのやり取りが心にすごく印象に残っています。彼女は芝居が初めてでこの作品がデビュー作になるのですが、監督もそれだけに彼女に対してすごく愛情深く指導されていました。

日本での撮影はスタジオが多かったこともあり、ジャミちゃんのちょっとした仕草を監督がうまく切り取られていた感覚がありました。でも、2か月ぶりにジャミちゃんとモンゴルで撮影することになったときに、しばらく長いシーンを演じていなかったこともあり、ジャミちゃんと薫が一時的に別れるというシーンがすごく難しくて。体を動かしながらお芝居をつなげていくのはすごく難しいことなので、久しぶりということもあって、なかなかうまくいかなかったんです。

そこで監督がご自身でジャミちゃんを演じられたんです。それがめちゃくちゃお上手で。そのおかげでいい意味で緊張感が出たといいますか、監督に先にお手本を見せられちゃったら大変だ!と思いながら2人で演じました(笑)。全力でやってくださる方なんだなととても印象的でした。

――モンゴルでハマったものがあるそうですね。阿部寛さんが二階堂さんからもらったものがあったと伺いました。

そうなんです(笑)。馬糞がすごくいい香りがすることに驚きました。遊牧民の方に教えていただいたのですが「馬糞の香りを嗅ぐと故郷を思い出す」と、モンゴルの歌や詩の一節にもあるぐらい生活に根付いた知恵なのだそうです。最初は私もビックリしましたが、本当にいい香りでした。

――2か月以上にわたったモンゴルでの生活で印象に残っているものはありますか?

撮影の帰りに遊牧民の方のお家にお邪魔したことがあったのですが、その時いただいたヨーグルトがモンゴルで食べた物の中で一番おいしかったです!モンゴルの地ではすごくいろいろなことを考えさせられたり、学ばせていただきました。動物との関わりについて貴重なお話を伺ってアップデートできたことがたくさんあったので、俳優としても自分の人生においてもとても大事な2か月間だったと実感しています。

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