テレビ東京ドラマ8『ブラックポストマン』（8月18日スタート、毎週金曜　後8：00）で主演を務める俳優の田中圭がこのほど、同ドラマの取材会に参加し、作品の見どころを語った。

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　同作は、ごく普通の人が今を生きるために、小さなアクションを起こしたり、ほんのちょっと勇気を出したりするところから世界が変わっていき、敵と味方が入れ替わり、二転三転する戦いをエンターテインメントに徹して描くサスペンスドラマ。

　原作のない完全オリジナルストーリーに田中も「オリジナルは、見ている人も僕らもワクワクできる。役にもお手本がない。毎週、展開がどうなるんだろうとよりワクワクさせられる」と期待する。今作では撮影しない「エピソードゼロ」の台本も用意されているそう。「回想部分はそれぞれの役者の想像に任せるのではなく、撮影しない部分もストーリーがあって丁寧に作られていて、共有できる。いかんせん、熱いです」と力を込めた。

　田中は、主人公の郵便配達人・副島力也を演じる。力也は、困っている人がいたら放っておけない性格で、つい首を突っ込んで厄介ごとに巻き込まれてしまう、陽気で落語好きな人物。しかし、警察や司法が手を出さない事件の被害者を救うため、加害者を制裁する“ダークヒーロー”という裏の顔をもち、見えない敵に立ち向かっていく。

　「ダークヒーローってやっぱり憧れ」と目を輝かせた田中は「撮影をしているときはテンションが上がっています」と楽しめているよう。「子役との撮影がいっぱいあるのですが、彼らは集中力が途切れないので、先輩として気を引き締めさせていただいています。子どもたちのおかげで、きりっとしたところも忘れずにできています」と子役の存在に助けられていることを明かした。

　そして“サスペンス”である今作について「『あな番』（日本テレビ『あなたの番です』）以来ですね、事件がたくさん起こります。あんまり言えないけど、裏切りもえげつないです。すごく考察しがいがあると思います」とアピール。「もしかしたら、僕が一番の悪役かもしれないです」とほくそ笑み、「役柄として犯人と対峙する機会が多い。犯人ってわかった後の犯人の芝居って俳優としての一番の見せ場なんです。いろんな方のそれを受けられるのはすごく楽しみです」と見どころを伝えた。