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長澤まさみ、『エルピス』で放送文化基金賞を受賞 反響に驚き「照れくさくも不思議に思うことばかり」

 俳優の長澤まさみが13日、都内で行われた『第49回放送文化基金賞贈呈式』ドラマ部門に登壇した。主演ドラマ『エルピス ―希望、あるいは災い―』(フジテレビ)が最優秀賞に選出され、自身も演技賞を受賞した。

放送文化基金賞を受賞した長澤まさみ

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 ニュースキャスターの凛とした佇まいと、苦闘の振れ幅が作品の大きな力になったと評された長澤は「正しいことはなにかと悩みながら、苦しみながら迷いながら突き進む浅川恵那という女性を演じました」と説明。「きょう、ここに来て、各部門に受賞された方々のスピーチを聞いてテレビの世界には浅川恵那のような方々がいるんだと感慨深く、そんな主人公を演じられてよかったと感じました」としみじみ語った。

放送文化基金賞を受賞した長澤まさみ

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 また、幼少期からテレビっ子だったという長澤は「こうしてここにいることは思ってもみなかった光景。さまざまな場所に赴いてこの作品を観てくれた人から『見たよ』と声をかけてもらうとそれだけうれしく、そんな自分をなんだか、照れくさくも不思議に思うことばかりです」と反響を肌で感じたよう。「これからも私も勇気を与えられるような芝居ができるよう、この賞を励みに頑張って行きたいと思います」と気持ちを新たにしていた。

 また、『ふたりのウルトラマン』(NHK)が奨励賞を受賞し、長澤と同じく演技賞として満島真之介、『ドラマ10 大奥』(NHK)が優秀賞を受賞し、脚本賞として森下佳子氏も参加した。

放送文化基金賞を受賞した満島真之介

放送文化基金賞を受賞した満島真之介

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 同賞は、過去1年間(2022年4月〜2023年3月)の放送・配信された中から選ばれた、優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる。今回は、全国の民放、NHK、コミュニティ放送局などから、全251件の応募、推薦がなされた。4月から約2ヶ月にわたる厳正な審査の結果、ドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4つの部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16作品と、演技賞や出演者賞など個人6件、さらに放送文化、放送技術部門で8件の受賞が決定した。

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