俳優の菅野美穂(45)が、10月期テレビ朝日系連続ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(毎週木曜 後9:00)で主演を務めることが8日、わかった。菅野がテレビ朝日で主演を務めるのは1999年放送の『恋の奇跡』以来、24年ぶりとなり、地味でタフで明るい平凡な主婦ヒロインを演じる。
同作は今年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の同名漫画(講談社)をドラマ化。『僕の生きる道』シリーズ(2003〜2006年)や『フリーター、家を買う。』(2010年)、向田邦子賞を受賞した『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』(2021年)など、社会派ヒューマンドラマを多数手がけてきた橋部敦子氏が脚本を担当する。
菅野が演じるのは、心優しい売れない小説家と結婚した主婦・伊沢ゆりあ。年齢を重ね、女として薄らいでいく自分を実感するものの、自宅で刺繍教室を開きながら、穏やかな幸せを味わっているごくごく平凡な女性。ところが、そんなゆりあの人生は、夫がホテルで昏倒し、緊急搬送されたことから急展開。慌てて病院に駆けつけると、意識不明状態となった夫の傍らには、さめざめと泣きながら“恋人”だと名乗る美青年がいた。
長年連れ添った夫の思いもよらない別の顔を突きつけられ、がく然とするゆりあ。さらに、夫の介護に加え、夫を「パパ」と呼ぶ2人の女の子と、その母親である夫の彼女までも出現する。そんな驚きの連続にも「カッコよく生きる」が座右の銘で、幼いころのあだ名は「おっさん」だった、愚直で辛抱強いゆりあは「みんなでダンナの介護をしよう!」と奇想天外な提案をし、夫の愛人2人&血のつながらない子ども2人も家に招き入れて奇妙な共同生活を始める。
さらに、そんな数奇な人生の渦中で踏ん張り続けるゆりあに、やがて二度とないと思っていた新たな恋の予感まで到来する。混沌と混乱、一周回っておかしみが入り乱れる今を生きる人間たちの“ひとつ屋根の下”のヒューマンドラマとなっている。
■菅野美穂(伊沢ゆりあ役)コメント
――今回の主演オファーを受けた時の率直なお気持ちを教えてください。
テレビ朝日さんの連続ドラマで24年ぶり、しかも原作が「手塚治虫文化賞」の「マンガ大賞」を受賞したばかりのタイミングで、主演を務めさせていただけるなんて…ビックリしました!ゆりあさんは石のような男前な女性で、私自身も心から応援したくなる存在です。若い頃はもっと洗練されていてスマートなヒロインに憧れるものですが、ゆりあさんはその逆。燃費も悪いし(笑)、なんだかゴツッとしているし、しなやかじゃないんだけれど、私自身も年齢を重ねた今だからこそ、より共感と尊敬の念を覚える“すごいヒロイン”です。今このタイミングで、この役と出会えるなんて“めっけもの”!とても幸運だと思います。今はまだプライベートで育児に手がかかり、日々のノルマに追われている最中ではありますが、体力・気合い共にコンディションを整えながら、“眉間にしわを寄せて一生懸命生きているヒロイン”を魅力的に演じられたらいいなと思います。
――ゆりあを演じるにあたって、準備されていることはありますか?
ゆりあさんは男前な気概や生きざまに加え、刺繍教室を開いたり、少女時代にはバレエに夢中になったこともあるなど、乙女なものが好きな一面も兼ね備えているところが、特有の魅力でもあると思います。そんな彼女の気持ちに近づくためにも、余白の時間もいろいろ考えを広げたいと思って、実は刺繍とバレエの教室に通い始めました。
バレエは毎回、恥をかきに行っている状態ですけど(笑)、同時に楽しくもあり、夢中になる人の気持ちが分かりました。ドラマのご縁がなかったら「体も硬いし、やったこともないのに、こんな年から…」とためらい続けて、バレエの素晴らしさも教室の共同体感や癒しも味わえなかったと思うので、本当にいい機会をいただきました。
刺繍も学びが多いです。束になっている5本の糸をほぐし、そこから3本だけをまとめて刺していくことで艶のあるふっくらとした刺繍になると知って驚きましたし、糸を絡ませながら立体的な模様を作るレゼーテージステッチにしても「人生に通じるな!」と。人生の糸を自分でたぐり寄せ、絡ませながら縫い込んでいくと、途中はどうしようもないと思っていた人生も、最後には愛着や味わいが深まるんだろうなって、改めて感じました。
――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。
このドラマでは介護問題なども含め、“現代の現実”を見つめているような気にもなる物語が紡がれていきます。私自身も父の介護を経験した時に、家族が1週間でガラガラと音を立てて壊れていくのを実感したことがあるのですが、世の中には問題のない家庭はないんじゃないかなというくらい、傍から見ていたら本当に幸せそうに見える家でも、いろいろとあったりすると思うんです。ゆりあさんの家ほどこじれている家もあまりないとは思いますが(笑)、ぜひドラマを見てくださった方に“悩みと笑い、前向きになれる気持ちを共有できる時間”を届けられたらいいなと思います。
同作は今年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の同名漫画(講談社)をドラマ化。『僕の生きる道』シリーズ(2003〜2006年)や『フリーター、家を買う。』(2010年)、向田邦子賞を受賞した『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』(2021年)など、社会派ヒューマンドラマを多数手がけてきた橋部敦子氏が脚本を担当する。
長年連れ添った夫の思いもよらない別の顔を突きつけられ、がく然とするゆりあ。さらに、夫の介護に加え、夫を「パパ」と呼ぶ2人の女の子と、その母親である夫の彼女までも出現する。そんな驚きの連続にも「カッコよく生きる」が座右の銘で、幼いころのあだ名は「おっさん」だった、愚直で辛抱強いゆりあは「みんなでダンナの介護をしよう!」と奇想天外な提案をし、夫の愛人2人&血のつながらない子ども2人も家に招き入れて奇妙な共同生活を始める。
さらに、そんな数奇な人生の渦中で踏ん張り続けるゆりあに、やがて二度とないと思っていた新たな恋の予感まで到来する。混沌と混乱、一周回っておかしみが入り乱れる今を生きる人間たちの“ひとつ屋根の下”のヒューマンドラマとなっている。
■菅野美穂(伊沢ゆりあ役)コメント
――今回の主演オファーを受けた時の率直なお気持ちを教えてください。
テレビ朝日さんの連続ドラマで24年ぶり、しかも原作が「手塚治虫文化賞」の「マンガ大賞」を受賞したばかりのタイミングで、主演を務めさせていただけるなんて…ビックリしました!ゆりあさんは石のような男前な女性で、私自身も心から応援したくなる存在です。若い頃はもっと洗練されていてスマートなヒロインに憧れるものですが、ゆりあさんはその逆。燃費も悪いし(笑)、なんだかゴツッとしているし、しなやかじゃないんだけれど、私自身も年齢を重ねた今だからこそ、より共感と尊敬の念を覚える“すごいヒロイン”です。今このタイミングで、この役と出会えるなんて“めっけもの”!とても幸運だと思います。今はまだプライベートで育児に手がかかり、日々のノルマに追われている最中ではありますが、体力・気合い共にコンディションを整えながら、“眉間にしわを寄せて一生懸命生きているヒロイン”を魅力的に演じられたらいいなと思います。
――ゆりあを演じるにあたって、準備されていることはありますか?
ゆりあさんは男前な気概や生きざまに加え、刺繍教室を開いたり、少女時代にはバレエに夢中になったこともあるなど、乙女なものが好きな一面も兼ね備えているところが、特有の魅力でもあると思います。そんな彼女の気持ちに近づくためにも、余白の時間もいろいろ考えを広げたいと思って、実は刺繍とバレエの教室に通い始めました。
バレエは毎回、恥をかきに行っている状態ですけど(笑)、同時に楽しくもあり、夢中になる人の気持ちが分かりました。ドラマのご縁がなかったら「体も硬いし、やったこともないのに、こんな年から…」とためらい続けて、バレエの素晴らしさも教室の共同体感や癒しも味わえなかったと思うので、本当にいい機会をいただきました。
刺繍も学びが多いです。束になっている5本の糸をほぐし、そこから3本だけをまとめて刺していくことで艶のあるふっくらとした刺繍になると知って驚きましたし、糸を絡ませながら立体的な模様を作るレゼーテージステッチにしても「人生に通じるな!」と。人生の糸を自分でたぐり寄せ、絡ませながら縫い込んでいくと、途中はどうしようもないと思っていた人生も、最後には愛着や味わいが深まるんだろうなって、改めて感じました。
――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。
このドラマでは介護問題なども含め、“現代の現実”を見つめているような気にもなる物語が紡がれていきます。私自身も父の介護を経験した時に、家族が1週間でガラガラと音を立てて壊れていくのを実感したことがあるのですが、世の中には問題のない家庭はないんじゃないかなというくらい、傍から見ていたら本当に幸せそうに見える家でも、いろいろとあったりすると思うんです。ゆりあさんの家ほどこじれている家もあまりないとは思いますが(笑)、ぜひドラマを見てくださった方に“悩みと笑い、前向きになれる気持ちを共有できる時間”を届けられたらいいなと思います。
2023/06/08