俳優の平岡祐太が24日、都内で行われた映画『忌怪島/きかいじま』完成報告船上イベントに参加した。『犬鳴村』、『樹海村』、『牛首村』の「恐怖の村」シリーズを生み出した清水崇監督と東映が再びタッグを組んだ今作は、主演の西畑大吾(なにわ男子)をはじめとするキャストが奄美大島ロケを敢行。平岡は、そのなかで思わぬ恐怖体験を明かした。 「3週間のロケで撮影したは7日間くらい。ずっと雨で僕のシーンが撮れなくて…、後回しで島でずっと休日を過ごしてました」と滞在期間が長期におよんだ平岡は「泥染めという奄美の染め物があるんですけど、2回してきました。時間がありあまっていて…」と奄美大島を満喫した。 泥染めには共演の生駒里奈ら女性陣を引率したそうで、西畑が「泥染めも、僕は撮影で行けなかったので(僕の分も)作ってくださって」と感謝すると、生駒は「ウチの主演が来られないからって、みんなでね」と振り返る。西畑は「涙涙でした」と喜び、和気あいあいとしたチーム感をのぞかせる。 だが清水監督は「平岡くんの泥染めが『人の顔にみえない?』って…」と振ると、平岡は「計4枚作ったんですけど、全部人の顔が浮かび上がったような…」と困惑。川添野愛が「撮影中に塩振ってもらってましたよね」と回想すると、平岡は「いろいろあって、霊媒師の方に視てもらったんですけど『死霊が7人憑(つ)いている』って」と衝撃のエピソードを紹介し、清水監督や生駒から「はらってもらったから結婚できた」とポジティブに励まされていた。 今作では「VR」研究チーム“シンセカイ”に次々と降りかかる不可解な死と謎、解き放たれた「赤い女」の怨念、真っ赤に染まる島。現実と仮想という2つの空間で、かつてないほどの恐怖が待ち受ける。このほか、水石亜飛夢、祷キララが参加した。