社会風刺コント集団ザ・ニュースペーパーが25日、都内で行われた「DVD『THE NEWS PAPER LIVE2022』発売記念ライブ」に登場。岸田文雄首相や大谷翔平選手のほか、きのう24日に行われた統一地方選挙で話題に上がった吉田真次氏などのネタも披露した。

【写真】その他の写真を見る

　同グループは、刻々と変化する政治、社会情勢を題材に、やわらかく、ユーモアに届ける社会風刺コント集団で、今年創立35周年を迎える。昨年7月13日〜18日には、東京・銀座博品館劇場で開催した公演で同グループの公演100回に到達した。

　浜田太一は、節目となった昨年から今年にかけての一年について「波乱万丈な一年でした」と言い、「まだコロナ禍でもありましたし、イベントも減ってはいましたけど、いまは少しずつ盛り返してきましたので、このまま戻ってきてくれれば」と願う。

　また、福本ヒデは「安倍（晋三）さんが亡くなった事件は大変でした。三日後くらいに本公演がありまして、安倍さんのことを揶揄（やゆ）してたりするネタができなかった。日本がそういう雰囲気じゃなかったので、3つくらいネタが飛んで、全部入れ替えた」と振り返った。

　しかし、本葬を終えた直後には安倍さんのネタを取り入れたと言い「今までにないムードでしたけど、“天国からのメッセージ”というネタをやった。亡くなった方をネタにしづらいかなと思っていたんですけど、天国からみなさんに向けて『みなさん、生きているからこそ腹が立っているんですよ。命があってこそです』というような前向きなコントを作れて、今までにないようなことをやれた」とネタに変化があったことを明かしていた。