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岡田将生×松坂桃李×柳楽優弥×宮藤官九郎×水田伸生、『ゆとりですがなにか』映画化にコメント

 俳優の岡田将生松坂桃李柳楽優弥が出演した人気ドラマの続編映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』が10月13日より劇場公開されることが明らかになった。ドラマに引き続き、脚本は宮藤官九郎、監督は水田伸生。昨年10月〜11月に撮影済み。映画化発表にあわせて、5人がそれぞれ寄せたコメントを紹介(全文)する。

「ハングオーバー!」感ありありのもう1枚のビジュアル (C)2023「ゆとりですがなにか」製作委員会

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■『ゆとりですがなにか』とは?

 2016年4月期に日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ『ゆとりですがなにか』は、岡田、松坂、柳楽が演じるアラサー男子3人が、《野心がない》《競争意識がない》《協調性がない》と揶揄(やゆ)される「ゆとり世代」と社会にくくられながらも、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも懸命に立ち向かうストーリー。

 当時、若年層の男女から熱狂的な支持を集め、翌17年には、スペシャルドラマ『ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編』が2週連続放送、スピンオフドラマ『山岸ですがなにか』(主役:仲野太賀)が動画配信サービス「Hulu」で配信された。

 ドラマから引き続き、令和の時代になっても個性豊かな“ゆとり3人組”は健在。岡田演じる坂間正和は、サラリーマンを辞めて家業を継ぐも、契約打ち切り寸前に追い込まれるなど、時代の波にイマイチ乗り切れない。松坂演じる山路一豊は、優しく真面目だが未だ女性経験ゼロの小学校教師。柳楽演じる道上まりぶは、元客引きで、11浪目にして悲願の大学合格を果たすも卒業後に中国での事業が失敗し、結局出戻りでフリーターとなる破天荒ぶり。今回の映画では、「八王子〜高円寺間で起こる国際問題」(宮藤)が描かれるという。

■岡田将生のコメント(全文)

 ドラマ、スペシャルドラマを経て映画の話は本当にうれしかったです。ひとえに、『ゆとりですがなにか』をたくさんの方々が好きでいてくださったおかげだと思います。感謝します。

 まだ公開もされていないのに早く続編やらないか、なんて現場で話してた時間もありました。物語の中に日常で起こり得る問題を潜ませ、提示していくさまは多くの方々の共感を得ると思われますし、何より宮藤さんの本は面白すぎるというか、本を読んで久々に声に出して笑いましたし、今回もすてきなせりふが数多くあり、どう言うか悩む程でした。

 自分の中でもとても大切な作品、大切なチームだったのでご褒美みたいな気持ちで撮影に臨ませていただきました。宮藤さんの本は役者の皆さんを刺激してくれるし、どの役にも愛情を感じます。撮影現場では友人と会っている感覚に陥ってしまうほどアットホームな現場で常にみんなで正解を探していくセッションは心地よく、この現場ならではと思いました。

 桃李さん、柳楽のゆうちゃんは友人でもありライバルでもあり、この2人とはいつまでも肩を並べてお仕事をしていたいと思っています。長々となってしまいましたが、一言で表すとうれしい。それに尽きます。久しぶりの作品で役をまたすぐ取り戻せるか不安もありましたが、一言せりふを言うだけで一瞬でゆとりの世界観に戻れました。楽しみに待っていてください!

■松坂桃李のコメント(全文)

 率直に帰ってきたな、という感じです。久しぶりにあのメンバーに会うと、一瞬で、あの時間が戻ってきた感覚になりました。映画になると聞いた時は、「この作品を映画化って正直どうなんだ!?」と思いましたが、宮藤さんの脚本の上で、わちゃわちゃする感じがとても心地良かったです。映画としてさらにスケールアップしていて、さすが宮藤さんだなと思いました。

 岡田、柳楽とはプライベートで交流があったので、久々感はあまり無く、すぐに「まーちん」「まりぶ」「山路」に戻れました。そして、久しぶりの撮影現場はやっぱりみんな和やかに笑っていました! こんなに平和な現場あるんだと思うくらい和やかでした。水田監督とはドラマ以来でしたが、またこうして水田監督の元で山路として居られる事が素直に嬉しく、そして楽しかったです。

 「“ゆとりですがなにか”が映画!? は!?」みたいな反応がほとんどだと思いますし、この作品をそもそも知らなかったという方もいらっしゃると思います。これを機にゆとり世代が奮闘する軽妙な物語を皆さんにお届けできたら良いなと思います。お楽しみに!

岡田将生×松坂桃李×柳楽優弥×脚本:宮藤官九郎×監督:水田伸生、映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』10月13日公開決定 (C)2023「ゆとりですがなにか」製作委員会

岡田将生×松坂桃李×柳楽優弥×脚本:宮藤官九郎×監督:水田伸生、映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』10月13日公開決定 (C)2023「ゆとりですがなにか」製作委員会

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■柳楽優弥のコメント(全文)

  何より久しぶりにキャスト、スタッフと再会できてとてもうれしかったです。ドラマ版も宮藤さんの脚本は読み進める中で素で笑ってしまうようなせりふやシチュエーションがたくさんあったのですが、今回の劇場版にもそういう要素がたくさん詰め込まれています。作品を通して深まった絆を持っているキャストと良い緊張感の中作品に向き合うことができました。 劇場版『ゆとりですがなにか』、お楽しみに!

■宮藤官九郎のコメント(全文)

 確か『いだてん』(※1)の現場だったと思うのですが、桃李くんから“ゆとりで『ハングオーバー!』(※2)みたいなの、やれませんか?”と提案されました。それが3人の総意だったのか、記憶は定かではないのですが、世代論が通用しない海外で走ったり飲んだり吐いたりするまーちん、山路、まりぶ君の姿が目に浮かんで、水田監督に相談して『ゆとり インターナショナル』という仮題を付けました。

 しかし、海外ロケは当分ムリ。だけど、見渡せば東京もじゅうぶん多国籍、多言語だし、ネットで世界とつながっているし、ムリして風呂敷を広げずとも、生活圏の中でインターナショナル感が出せたら、そっちの方がドラマの世界観を踏襲できるのではないかと思い直し、八王子〜高円寺間で起こる国際問題を描きました。

 なので思いつきではなく、実は4年越しの映画化なのです。ハングオーバー要素も少ぉし残ってます。楽しみです。これがヒットしたら(しなくても)、また連ドラやりたいですね。ゆとり世代の40代、50代、60代、老後と、僕が死んだ後も『ゆとり』は続けてほしい。それくらい大好きです。

(※1=2019年にNHKで放送された大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』宮藤官九郎が作者、松坂が出演。※2=親友3人組が飲酒などではめを外し過ぎたことから起こるドタバタを描いたアメリカのコメディ映画シリーズ)

■水田伸生監督のコメント

 岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が揃ったぁ!(揃えたんだけど…) これで面白くないドラマを作ったら、演出生命の終わりだ…と思った7年前の顔合わせ。今回は映画です! あの3人パワーアップしています! 宮藤脚本、最高です! 再び演出生命賭けてます!

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  1. 1. 岡田将生×松坂桃李×柳楽優弥が再集結『ゆとりですがなにか』映画化、10・13公開決定
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