京都府亀岡市が市の歴史文化を発信するメタバース空間「KAMEOKA VIRTUAL HISTORIA-亀岡バーチャルヒストリア-」をはじめ、「亀岡市デジタル文化資料館構築事業」で制作中のデジタルプラットフォームを本日より公開した。 「亀岡市デジタル文化資料館構築事業」は、地域に眠る様々な魅力をデジタルの活用により適切に保全するとともに可視化し、より多くの人に最大限届けるべく推し進めている文化事業となっている。本事業では、仮想空間上で亀岡市の歴史や自然・文化資源に触れることができるメタバース空間「KAMEOKA VIRTUAL HISTORIA」や、市内で守られている文献、仏像、芸術作品等の文化遺産をデジタルアーカイブ化した「データベース」、またそれらにアクセスするプラットホームとなるホームページの制作が行われている。 「KAMEOKA VIRTUAL HISTORIA」は、亀岡市文化資料館が所蔵する文化財をはじめ、市内各地の伝統芸能・祭事・風習・自然などの歴史文化資源を再現したメタバース空間。亀岡市の自然・歴史・文化を象徴する「丹波亀山城」、「保津川」、「丹波国分寺跡」、「福壽山金剛寺」、「霧の宝物殿」、「棚田の村」などのエリアを舞台にストーリーが展開し、参加者は各所にちりばめられた歴史資料を集めることで、地域にまつわる歴史に触れることができる。 近年、メタバース技術は、ビジネス分野に留まらず、地域振興や観光誘致の観点からも注目が集まっている。亀岡市のメタバースは、ハイクオリティ・エンターテインメント・ユーザーフレンドリーの3つをキーワードに、「学び」の要素と「遊び」の要素をかけ合わせ、“亀岡ならでは”の体験の提供を目指している。
2023/03/29