見た目はオトナで実は最強なのに…中身はコドモのヒーローと、神々との闘いを描く、DC映画『シャザム！〜神々の怒り〜』が本日（17日）より全国公開。これを記念し、アニメも人気の漫画『終末のワルキューレ』の作画担当アジチカとのコラボレーションが実現。『終末のワルキューレ』の繊細ながらに力強さを感じる特有のタッチで“人間vs 神”の最強バトルを描き下ろしたビジュアルが公開された。

　“ワルキューレ”おなじみの構図で、〈シャザムvs“神の娘”たち〉と〈アダムvs ゼウス〉がダブルで対峙する緊迫感MAX のビジュアルとなっている。主人公のシャザムは、古代の魔術師より神のパワーを授かった最強のヒーロー（大人の姿）だが、その頭脳はコドモなビリー。魔法の言葉「シャザム！」と唱えると、最強のパワーを持った超絶マッチョなヒーローへ変身する。

　本作では、最強なのに逃げ腰なヒーロー・シャザムが、コドモゆえに“神の娘”たちを怒らせてしまい、彼女たちが巨大ドラゴンを引き連れ地球に襲来。原作の作画担当アジチカが描くシャザムは、迫り来る恐ろしい“神の娘”たち（左：ヘスペラ／右：カリプソ）の脅威にまだ気付いていないようで、コドモらしさあふれるナメた笑みを浮かべている。そして、『終末のワルキューレ』ファンはおなじみ、作中でし烈なバトルを繰り広げた“人間”アダム（左）と“神”ゼウス（右）も、同様の構図で向き合い、バチバチと火花をちらしている。

　アジチカは今回のビジュアルについて、「シャザムの筋肉、そしてシャザムとヘスペラとカリプソの“表情”にこだわって描きました！」と強いこだわりを明かすほか、一足早く鑑賞した本作については「家族の絆や子供たちの魅力を土台に、今作ではそこに更に増した幻想的なファンタジーとド派手なアクションが満載で、見ていてむちゃくちゃ楽しかったです。しかも出てくるドラゴンのクオリティもすごく、爽快なドラマの中にドキっとさせるような演出もあって、是非皆さんにも大きな画面で大迫力を感じて観てほしいです！」と、劇場で観るべき作品として熱を込めた。

　さらに、「もしシャザムを『終末のワルキューレ』の神と戦わせるとしたら誰？」という問い掛けに対しては、「ゼウスですね。闘いながら筋肉を膨張させたり、アダマスモードになるゼウスにどんなツッコミや合いの手をいれてくれるのかが気になります！」と想像を膨らませる。劇中でも、“神”をコドモらしさ全開で挑発したり、つい失礼な事を言ってしまい怒りの炎に油を注いだりと、ヒーローらしからぬ行動を連発するシャザム。ギリシャ神話の最高神であり随一の戦闘狂・ゼウスと、最強なのに逃げ腰なヒーロー・シャザムの異色対決の実現にも、いつの日か期待したい。