NHK総合で2月26日から始まった海外ドラマ『レジデント・エイリアン』（毎週日曜　後11：00）。5日に第2回「心の痛み」が放送される。人類を抹殺しに来たエイリアンが巻き起こす“ハチャメチャSFコメディー”。そのハチャメチャぶりは、幾分ダーク。町の医師として働くことになってしまったハリー（実はエイリアン）は、人間社会でやっていけるのか？

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　人類抹殺の任務を負ったエイリアンが宇宙船の事故でアメリカの小さな町ペイシェンスの近くに不時着。その際、抹殺に使う装置を雪山に落としてしまった。ちょうど人里離れた湖畔の別荘で休暇を過ごしていた医師ハリーを殺し、その姿に擬態して装置を捜索すること4ヶ月。一方で、テレビドラマを観ながら人間の言葉や習性を学んでいく。

　見た目はハリーでも、中身は人類を抹殺しようとしているエイリアン。人との関りを極力避けたい彼は、いわゆる“陰キャ”。すでにハリーを殺しているし、エイリアンの擬態を見抜いた町長の息子マックスを殺そうとするなど、残忍だ。

　第1回は、ペイシェンスの町に一人しかいない医師サムが遺体で見つかり、保安官のマイクと保安官代理のリヴがハリー（に化けたエイリアン）に検視を依頼する。エイリアンの優れた能力とネット検索で乗り切ろうとするハリーは、多少、いやかなり変な言動をしているのだが、診療所の看護師アスタや町長のベンは彼を町の新しい医師として迎えるのだった。

　第2回、最初の患者はなんとマックスだった。ハリーの本当の姿が見えるマックスは、そのことを両親や保安官に訴えるが信じてもらえない。保安官代理のリヴだけが話を聞き、エイリアンの似顔絵を書く。町中に貼られた似顔絵を見たハリーは、なんとしてもマックスを殺そうと考える。一方、看護師のアスタは信頼していた医師サムが殺され喪失感を抱えていた。

■吹替キャスト
ハリー（実はエイリアン）：子安武人
アスタ（看護師）：樋口あかり
マイク（保安官）：乃村健次
ダーシー（バーテンダー）：松井暁波
ベン（町長）：KENN
マックス（町長の息子）：田中あいみ
リヴ（保安官代理）：田村聖子
マカリスター（アメリカ空軍の上官）：幸田直子