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行平あい佳×青柳翔、W主演で映画化『セフレの品格(プライド)』監督は城定秀夫

 漫画家・湊よりこによるレディースコミックシリーズ『セフレの品格(プライド)』が、2011年の連載開始から12年を経て、映画化されることが発表された。主演は行平あい佳青柳翔。監督は、『アルプススタンドのはしの方』、『女子高生に殺されたい』、『ビリーバーズ』、『恋のいばら』などの城定秀夫が務める。初夏に2本連続で劇場公開される。

城定秀夫監督最新作、行平あい佳×青柳翔W主演で映画化『セフレの品格(プライド)』2023年初夏、2本連続公開決定 (C)2023日活

城定秀夫監督最新作、行平あい佳×青柳翔W主演で映画化『セフレの品格(プライド)』2023年初夏、2本連続公開決定 (C)2023日活

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 36歳、バツ2で子持ちの抄子は、同窓会で再会した初恋の相手・一樹と一夜をともにした。夢のような世界でとろける心と身体。だが、そんな抄子に一樹が求めたのは、「結婚」でも「恋愛」でもなく、身体だけの関係、「セフレ」だった――。

 そのタイトルのキャッチーさとは裏腹に、女性作家にしか描けない、登場人物たちのリアルかつ複雑な感情のもつれや性の欲求を大胆に描いた本作。起伏に富んだストーリーが大人の女性を中心に、多くの支持を集めている。映画では、同窓会での2人の再会から、心情・関係性が移り変わる様を2本に渡って描く。

 派遣社員として働きながら、女手一つで娘を育てているバツ2の主人公・森村抄子を演じる行平は、2018年公開の映画『私の奴隷になりなさい 第2章 ご主人様と呼ばせてください』で初主演を務め、以降も映画『タイトル、拒絶』、ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ) 、ドラマ『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ)に出演するなど、幅広いジャンルで活躍中。

 本作については「原作の優しい線画にリスペクトを込めて抄子を作りました。撮影が終わった今でも、彼女はロマンチストだったのか?と考えることがあります。その度に、一度しかない初めてを、どうにも大切にできる人だと愛しく思います。抄子と一樹を通して、皆様にとっての『初めてを残していった誰か』を思い出しに、劇場にいらしてください」と呼びかける。

 抄子の初恋の相手でバツ1、腕の良さとルックスが評判の産婦人科医の北田一樹役を演じる青柳も、2012年『今日、恋をはじめます』で「第22回日本映画批評家大賞」新人賞男優(南俊子賞)を受賞し、「HiGH&LOW」シリーズ、Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』など幅広く活動。

 「コロナ禍で撮影が延期になり、始動するとお話しをいただいた時には坊主で増量中。このままでは原作ファンの方々を失望させてしまうと思い。本気で取り組みたいので時期を遅らせてくれとわがままを押し通してしまった作品です」と“自白”。

 城定監督は「今の時代、このタイトルに眉をしかめる方も少なからずいると思いますが、多様性が叫ばれる今の時代だからこそ観ていただきたい作品でもあります。『セフレ』というのもまた人間関係の形のひとつであり、幸せの形のひとつである、という思いで二人に寄り添い、長年エロい映画を作り続けてきた監督としての矜持をもって、真正面からエロスに向き合って撮り上げました」とコメントしている。

 原作者の湊氏は「数々の映画からインスピレーションを受け、30年以上漫画を描いてきた私ですが、今回大きなプレゼントをいただきました。『セフレの品格(プライド)』の映画化!! 驚きとうれしさの入り混じった気持ちで、今もいっぱいです。私の手を離れて新たに生まれ変わるこの作品への期待で、胸が高鳴っています」と、喜びを伝えた。

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  • 城定秀夫監督最新作、行平あい佳×青柳翔W主演で映画化『セフレの品格(プライド)』2023年初夏、2本連続公開決定 (C)2023日活
  • 映画化される湊よりこの『セフレの品格(プライド)』書影(双葉社 JOUR COMICS)

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