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カンテレ・佐野亜裕美P、『芸術選奨文部科学大臣新人賞』を受賞 長澤まさみ主演『エルピス』担当

 関西テレビは3月1日、同社社員であり昨年10月期に放送した俳優・長澤まさみ主演による連続ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のプロデューサー・佐野亜裕美氏(制作局東京制作部)が、令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(放送部門)を受賞したことを発表した。

関西テレビ (C)ORICON NewS inc.

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 芸術選奨は、文化庁から「演劇」「映画」「音楽」「舞踊」「文学」「美術」「放送」「大衆芸能」「芸術振興」「評論等」「メディア芸術」の11部門で、その年に優れた業績をあげ、新生面を開いた個人に対し文部科学大臣賞または同新人賞が贈られるもので、同社社員の新人賞受賞は、平成元年度(第40回・林宏樹)以来となる。

 贈賞理由として佐野氏がテレビプロデューサーとして、『カルテット』、『大豆田とわ子と三人の元夫』、『17才の帝国』など、既存のスタイルにとらわれない新しいドラマを生み出してきたことを挙げ「『エルピス―希望、あるいは災い―』では脚本家・渡辺あや氏と組んで冤罪事件を取り上げ、臆することなく権力の腐敗やテレビ報道のあり方にメスを入れた。それを正義の側から一方的に告発するのではなく、心の闇や嘔吐する身体といった登場人物の弱さの克服とともに描いた点も高く評価された」としている。

 佐野氏は受賞にあたり「ドラマは多くのスタッフとキャストで作るものであり、正直なことを言えば個人でこのような賞をいただくことに躊躇(ちゅうちょ)もありましたが、皆の代表として受け取らせていただきます。新しいドラマを作るときはいつもさまざまな産みの苦しみがあります。それを共に乗り越え、共に戦ってくれるすばららしい仲間に出会えてきたことに感謝し、賞の名に恥じぬよう、観客に深く届くドラマを作り続けるよう精進いたします」とコメントしている。

 贈呈式は3月9日に、都内ホテルで行われる。

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