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『第65回ブルーリボン賞』は『ある男』『PLAN 75』が2冠分け合う Koki, が映画デビュー作で新人賞

 東京映画記者会は24日、『第65回ブルーリボン賞』(2022年度)の受賞作・受賞者を発表した。映画賞レースで評価が高い『ある男』が作品賞、『PLAN 75』が監督賞など、それぞれ2冠を分け合った。今後が期待される新人賞は、木村拓哉の次女・Koki,が俳優デビュー作で選出された。

『第65回ブルーリボン賞』新人賞を受賞したkoki,  photo:KOBA (C)ORICON NewS inc.

『第65回ブルーリボン賞』新人賞を受賞したkoki,  photo:KOBA (C)ORICON NewS inc.

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 『ある男』は、作品賞と助演女優賞(清野菜名)のW受賞となった。平野啓一郎氏の同名小説を、『蜜蜂と遠雷』『愚行録』の石川慶監督が映画化し、妻夫木聡が主演、安藤サクラ窪田正孝、清野らの共演も話題を集めた。

 清野は『キングダム2 遥かなる大地へ』『異動辞令は音楽隊!』の演技もあわせ、助演女優賞に選ばれた。夫の生田斗真も第53回の同賞(2010年度)で新人賞を受賞しており、夫婦ともに“ブルーリボン”を手にした。

 また、超高齢化社会を鋭い切り口で描いた『PLAN 75』は、監督賞と主演女優賞をW受賞。早川千絵監督は長編デビュー作で、主演の倍賞千恵子は過去最高齢81歳での受賞となった。

 新人賞には『牛首村』で好演したKoki,が選ばれた。清水崇監督の「恐怖の村シリーズ」第3弾。Koki,は映画初出演で主演を務め、主人公の女子高生姉妹を1人2役で演じきった。これまで新人賞からは後のスターが多数誕生しており、今後に期待が高まる結果となった。

 『ブルーリボン賞』は、在京スポーツ7紙の記者が選考する、伝統の映画賞。賞状に青いリボンが巻かれる。記者の象徴として万年筆を贈呈し、映画に取り組む姿勢や人柄も選考に含まれるのも特徴。今年度の授賞式はコロナ禍に配慮して開催しない。

 このほか、受賞結果は以下の通り。

■『第65回ブルーリボン賞』
【作品賞】 『ある男』
【外国作品賞】 『トップガン マーヴェリック』
【監督賞】 早川千絵『PLAN 75』
【主演男優賞】 二宮和也 『ラーゲリより愛を込めて』『TANG タング』
【主演女優賞】 倍賞千恵子『PLAN 75』
【助演男優賞】 飯尾和樹『沈黙のパレード』
【助演女優賞】 清野菜名『キングダム2 遥かなる大地へ』『異動辞令は音楽隊!』『ある男』
【新人賞】 Koki,『牛首村』

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