2022年の格闘技界の流行語となった「ヤバイだろ!」。今や格闘技を超えてお笑いコンビのかまいたちや、ロックバンド氣志團の綾小路翔、YouTuberのHIKAKINやカジサックなどが「ヤバイだろ!」と次々に叫んでおり、その勢いはとどまる気配を見せない。 その言葉を生み出したのが、“日本ムエタイ界の至宝”ことムエタイファイターの梅野源治(34)だ。昨年3月の『RIZIN.34』で皇治と対戦して判定0-2で敗戦し、その判定結果に納得がいかなかった際にリング上で発した「ヤバイだろ!」という魂の叫びと、その直後の試合後インタビューが話題に。判定結果に納得しない梅野に対してSNSでは否定的な声もあがった。それでも、10月の『RIZIN.39』で強豪選手のトレント・ガーダム戦では、開始21秒でカーフキック1発で足を破壊する衝撃的なTKO勝利を上げると、「ヤバイだろ」旋風が一気に爆発。そして、大みそかの『RIZIN.40』では平本蓮の対戦相手「X」としてリングに登場し、“2022年のRIZINの顔”による試合は、エキシビションマッチながら大きく盛り上がった。
2023/02/18