昨年5月、フランスのカンヌ、日本の東京と新潟という3都市を結んで、同時中継記者会見を開いて発表した「第1回新潟国際アニメーション映画祭」(3月17日〜22日に開催)。開催を前に、『犬王』、『漁港の肉子ちゃん』、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』、『THE FIRST SLAM DUNK』、『劇場版 呪術廻戦 0』のスタッフに【大川=蕗谷賞】を贈り、その業績を映画祭にて顕彰することが発表された。
同映画祭は、長編アニメーション映画のアジア最大の祭典として今年初開催される。世界15ヶ国からエントリー、10本の作品が参加するコンペ部門のほか、招待作品を上映するイベント、近年の観るべき作品を集めた世界の潮流、作家・ムーブメントの再評価をするレトロスペクティブ、オールナイト上映など会期中は約50本の作品の上映を行い、世界からアニメーション映画と監督や作り手たちが集う機会を創出する。
【大川=蕗谷賞】は、第二次大戦後の日本のアニメーション文化の立上げに大きな役割を果たした、新潟出身でもある大川博と蕗谷虹児、二人の名を冠し、若手を含むスタッフの直近の成果、また制作現場の幅広い職種での活躍にスポットを当て、作り手の方々を顕彰することで、アニメーションの文化の発展、振興への貢献を目指す。本賞の第1回授賞式は3月17日映画祭開会式にて行われる。
受賞作は、【大川=蕗谷賞】受賞の記念上映として、3月18日〜21日までT・ジョイ新潟万代で、連日午後6時から日替わりで全作品を上映(※『THE FIRST SLAM DUNK』は、通常興行)。前売り券は本日(2月17日)正午より発売。
フェスティバルディレクターの井上伸一郎氏は「記念すべき第1回の大川=蕗谷賞を受賞した皆様、誠におめでとうございます。大川=蕗谷賞は、功労賞的なものではなく、いま現在ご活躍めざましい個人のクリエイターと、制作スタジオ・制作会社を対象にしています。2022年、10億円を超える興行成績をあげた邦画作品のうち、アニメーション映画が占める割合は実に70%を超えています。大川=蕗谷賞の設立により、こうしたアニメーション映画の発展を支える現場の皆様を少しでも勇気付けることができましたら、映画祭実行委員会一同、恭悦の至りです」と、受賞者に向けて、賛辞を送っている。
プログラム・ディレクターの数土直志氏よる受賞者と受賞理由は以下のとおり。
★『犬王』総作画監督:亀田祥倫氏、中野悟史氏
音楽に合わせて跳んだり走ったり、『犬王』は全編にわたりアニメーションの動きの魅力があふれています。その動きを作りだすアニメーターの仕事が『犬王』の見せ場です。時代劇でミュージカルアニメとの難しい課題に挑戦し、見たこともない動きを次々に繰り広げる。日本のアニメーションの最高峰を実現しました。
★『漁港の肉子ちゃん』美術監督:木村真二氏
長年にわたり、アニメーション映画の美術に欠かせない存在であった木村真二さんが、『漁港の肉子ちゃん』でまた素晴らしい仕事を残しました。作品の舞台になった東北地方の漁港を、物語に相応しい繊細さと情感で表現しました。まさに日本のアニメーション技術の極みといえるものです。
★『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』撮影監督:寺尾優一氏
近年、アニメーション制作における撮影の役割が以前より大きくなったと指摘されます。完成したアニメーションの絵に撮影の技が最後に加わることで、作品はさらに輝きを増します。寺尾優一さんはそんな撮影の素晴らしさを、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を通じて示し、同時にその技は作品の魅力の大きな部分を担っています。
■『THE FIRST SLAM DUNK』CGアニメーション:東映アニメーション/ダンデライオンアニメーションスタジオ
「漫画の絵がそのまま動き出したようなアニメーションを実現したい」、多くの漫画家が夢見る映像を、原作者・井上雄彦氏とともに最新のCGアニメーションで実現。誰も観たことがない、こんなことが出来るのか、驚きの連続でした。卓越した技術で実現した『THE FIRST SLAM DUNK』の映像は、CGアニメーションの新しい時代を切り拓くことになるはずです。
■『劇場版 呪術廻戦 0』アニメーション制作スタジオ:MAPPA
現代の若者の心をつかみ空前の大ヒットになった『劇場版 呪術廻戦 0』。これはアニメーション制作を担当したMAPPAが設立から12年の若いスタジオであることも無関係ではないはずです。『チェンソーマン』、『ユーリ!!! on ICE』など話題作を次々に生み出すMAPPAは、新しい時代を捉える未来のアニメスタジオなのです。
同映画祭は、長編アニメーション映画のアジア最大の祭典として今年初開催される。世界15ヶ国からエントリー、10本の作品が参加するコンペ部門のほか、招待作品を上映するイベント、近年の観るべき作品を集めた世界の潮流、作家・ムーブメントの再評価をするレトロスペクティブ、オールナイト上映など会期中は約50本の作品の上映を行い、世界からアニメーション映画と監督や作り手たちが集う機会を創出する。
【大川=蕗谷賞】は、第二次大戦後の日本のアニメーション文化の立上げに大きな役割を果たした、新潟出身でもある大川博と蕗谷虹児、二人の名を冠し、若手を含むスタッフの直近の成果、また制作現場の幅広い職種での活躍にスポットを当て、作り手の方々を顕彰することで、アニメーションの文化の発展、振興への貢献を目指す。本賞の第1回授賞式は3月17日映画祭開会式にて行われる。
受賞作は、【大川=蕗谷賞】受賞の記念上映として、3月18日〜21日までT・ジョイ新潟万代で、連日午後6時から日替わりで全作品を上映(※『THE FIRST SLAM DUNK』は、通常興行)。前売り券は本日(2月17日)正午より発売。
フェスティバルディレクターの井上伸一郎氏は「記念すべき第1回の大川=蕗谷賞を受賞した皆様、誠におめでとうございます。大川=蕗谷賞は、功労賞的なものではなく、いま現在ご活躍めざましい個人のクリエイターと、制作スタジオ・制作会社を対象にしています。2022年、10億円を超える興行成績をあげた邦画作品のうち、アニメーション映画が占める割合は実に70%を超えています。大川=蕗谷賞の設立により、こうしたアニメーション映画の発展を支える現場の皆様を少しでも勇気付けることができましたら、映画祭実行委員会一同、恭悦の至りです」と、受賞者に向けて、賛辞を送っている。
プログラム・ディレクターの数土直志氏よる受賞者と受賞理由は以下のとおり。
音楽に合わせて跳んだり走ったり、『犬王』は全編にわたりアニメーションの動きの魅力があふれています。その動きを作りだすアニメーターの仕事が『犬王』の見せ場です。時代劇でミュージカルアニメとの難しい課題に挑戦し、見たこともない動きを次々に繰り広げる。日本のアニメーションの最高峰を実現しました。
★『漁港の肉子ちゃん』美術監督:木村真二氏
長年にわたり、アニメーション映画の美術に欠かせない存在であった木村真二さんが、『漁港の肉子ちゃん』でまた素晴らしい仕事を残しました。作品の舞台になった東北地方の漁港を、物語に相応しい繊細さと情感で表現しました。まさに日本のアニメーション技術の極みといえるものです。
★『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』撮影監督:寺尾優一氏
近年、アニメーション制作における撮影の役割が以前より大きくなったと指摘されます。完成したアニメーションの絵に撮影の技が最後に加わることで、作品はさらに輝きを増します。寺尾優一さんはそんな撮影の素晴らしさを、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を通じて示し、同時にその技は作品の魅力の大きな部分を担っています。
■『THE FIRST SLAM DUNK』CGアニメーション:東映アニメーション/ダンデライオンアニメーションスタジオ
「漫画の絵がそのまま動き出したようなアニメーションを実現したい」、多くの漫画家が夢見る映像を、原作者・井上雄彦氏とともに最新のCGアニメーションで実現。誰も観たことがない、こんなことが出来るのか、驚きの連続でした。卓越した技術で実現した『THE FIRST SLAM DUNK』の映像は、CGアニメーションの新しい時代を切り拓くことになるはずです。
■『劇場版 呪術廻戦 0』アニメーション制作スタジオ:MAPPA
現代の若者の心をつかみ空前の大ヒットになった『劇場版 呪術廻戦 0』。これはアニメーション制作を担当したMAPPAが設立から12年の若いスタジオであることも無関係ではないはずです。『チェンソーマン』、『ユーリ!!! on ICE』など話題作を次々に生み出すMAPPAは、新しい時代を捉える未来のアニメスタジオなのです。
このニュースの流れをチェック
- 1. 「第1回新潟国際アニメーション映画祭」3・17開幕 コンペ参加作品発表
- 2. 「第1回大川=蕗谷賞」『犬王』『漁港の肉子ちゃん』『鬼滅の刃』『SLAM DUNK』『呪術廻戦 0』スタッフが受賞
- 3. りんたろう監督の14年ぶり新作短編アニメ初上映決定 大友克洋がキャラクターデザインで参加
- 4. 大友克洋の実写映画『童夢』幻のパイロットフィルムの上映が決定
- 5. 「新潟国際アニメーション映画祭」渡辺信一郎監督&森田修平監督の2本がオープニング作品に決定
- 6. 押井守、アニメーションを語る場になれば 「第1回新潟国際アニメーション映画祭」
- 7. 「第1回新潟国際アニメーション映画祭」押井守審査委員長が総括「かなり画期的」
- 8. 『第2回新潟国際アニメーション映画祭』長編コンペ審査員決定
- 9. 「第2回新潟国際アニメーション映画祭」『かぐや姫の物語』『火垂るの墓』など高畑勲作品を特集上映
- 10. 「第2回新潟国際アニメーション映画祭」長編コンペのほか多岐にわたるプログラムを紹介
- 11. 片渕須直監督『つるばみ色のなぎ子たち』進捗、緻密な時代考証を経て脚本づくりへ
- 12. 片渕須直監督、東京国立博物館で講演会&最新作『つるばみ色のなぎ子たち』制作資料展を開催
2023/02/17