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“ハリウッド大作”『バビロン』ד日本アニメ”『BLUE GIANT』奇跡のコラボが実現

 『ラ・ラ・ランド』の監督デイミアン・チャゼルの最新作で、ブラッド・ピットマーゴット・ロビーらが出演する映画『バビロン』(10日公開)と、“音が聞こえてくる漫画”と評された石塚真一の漫画をアニメーションで初めて映像化した『BLUE GIANT』(17日公開)。この2作品に共通するのは、劇中で鳴り響くジャズミュージック。日本では1週違いでの劇場公開を迎えることもあり、“ハリウッド大作”と“日本アニメ”がコラボレーションが実現した。

映画『バビロン』(2月10日公開)、『BLUE GIANT』(2月17日公開)がコラボレーション

映画『バビロン』(2月10日公開)、『BLUE GIANT』(2月17日公開)がコラボレーション

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 映画『バビロン』は、夢と野心、情熱をかけるすべての人々が集まっていたゴールデンエイジ(黄金時代)と称される1920年代のゴージャスでクレイジーなハリウッドが舞台。映画産業を筆頭にあらゆる文化・芸術が目覚ましく進化し、サイレント映画からトーキー映画へと時代が移り変わるなかでジャズミュージックも大きな発展を遂げ、“ジャズ・エイジ”と呼ばれる全盛期を迎えていく。

 激動のハリウッドで夢を叶えようと駆け抜けていく男女の運命を描く本作では、いまも多くの人々の心を掴んで離さないあの『ラ・ラ・ランド』を生み出した、監督デイミアン・チャゼルと作曲ジャスティン・ハーウィッツの名コンビが、3年以上かけ2時間を超えるオリジナルのスコアを制作。魂を揺さぶり、感性を揺り動かす熱狂的なジャズミュージックを完成させ、「第80回ゴールデングローブ賞」で作曲賞受賞、第95回アカデミー賞でも作曲賞を含む3部門にノミネートされている。

 一方、映画『BLUE GIANT』は、2013年に「ビッグコミック」(小学館)で連載がスタート。現実のジャズシーンにも影響を与えている同名漫画が原作。初の映像化にあたっては、さまざまな選択肢がある中、「劇場の最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」というスタッフの想いから、アニメーション映画としての制作が決定。

 山田裕貴間宮祥太朗岡山天音ら俳優陣がキャラクターに命を吹き込むほか、映画音楽は、日本のジャズシーンのトップランナーであり、世界的ピアニストの上原ひろみが担当し、主人公たちのオリジナル楽曲の書き下ろしをはじめ、劇中曲含めた作品全体の音楽を制作。また主人公たちのバンド・JASSの演奏を支えるアーティスト陣も、上原に加えて、バークリー音楽院時代からアメリカを拠点に活躍する馬場智章millennium paradeへの参加やくるりのサポートメンバーとしても活躍する石若駿が参加。この作品でしかつくりえない、最高のジャズトリオの演奏が物語を彩る。

 コラボ映像では、『BLUE GIANT』主人公・宮本大役の山田と、『バビロン』で主演を務めるブラッド・ピットの本人公認の吹替担当である堀内賢雄がナレーションを務め、国も、描かれる時代も、実写とアニメという表現方法さえも異なるが、夢をつかもうとする覚悟と弾けんばかりの音楽が洪水のようにあふれ出す情熱的な仕上がりとなっている。

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(C)2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 (C)2013 石真一/小学館

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