株式会社東京ドームは24日、「東京ドームシティ」の大規模リニューアルを行うと発表した。ドームを含むシティ全体のランドスケープデザインを刷新するとし、各施設などについて、2024年夏まで順次実施。吉本興業グループと連携して新劇場も誕生する。

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　「東京ドームシティ」は、読売巨人軍の本拠地「東京ドーム」をはじめ、「東京ドームシティアトラクションズ」、「LaQua（ラクーア）」、「後楽園ホール」、「東京ドームホテル」など、さまざまな施設からなる都内最大規模のエンターテインメントシティ。

　リニューアルによって、憩い賑わえるような空間を創出。コンセプトに「心が動く、心に残る。」を掲げ、多彩な“つながり”と“感動”を表現する新たなロゴマークも策定した。今年3月31日から使用する。

　ランドスケープデザインの面では、東西南北の導線の強化・老朽化に対応しながら、シティ全体で「街」の一体感を醸成する。JR・都営地下鉄「水道橋駅」、東京メトロ「後楽園駅」、都営地下鉄「春日駅」の各駅に向けて放射線上に多数のLEDビジョンを常設。長さ100メートル以上のデジタルサイネージに囲まれた芝生広場も新設する。

　開業20周年を迎える「ラクーア」については、今年3月から5月にかけて、過去最大規模のリニューアルを行い、食の楽しさを提供するフードゾーンや、プライベートサウナを新たに誕生させる。大人気ジェットコースター「サンダードルフィン」には新車両が登場する。

　そして、JR・都営三田線水道橋駅から近い好立地に、新劇場（名称未定）を建設し、12月に開業させる。約700席規模の観客席数を予定し、充実した劇場設備とともに、オンライン配信にも幅広く対応。劇場運営は吉本興業ホールディングスのグループ企業であるLIVE FORWARDが担う。