2度のアカデミー賞受賞経験を持つケイト・ブランシェットが、米ロサンゼルス現地時間10日に授賞式が開催された「第80回ゴールデングローブ賞」で、主演女優賞（ドラマ部門）を受賞した。ゴールデングローブ賞では、主演・助演あわせて10回目ノミネートされ、4回目のトロフィーを手にしたことになる。

　ノミネートの対象となったのは、『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』でアカデミー賞脚色賞に連続ノミネートされたトッド・フィールド監督の16年ぶりの新作『TAR／ター』（5月公開）での演技。

　「唯一無二のアーティスト、ケイト・ブランシェットに向けて書いた」と監督が語る同作で、ケイト・ブランシェットは、ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命された指揮者リディア・ターを熱演。ベネチア国際映画祭の主演女優賞受賞を皮きりに数々の賞を受賞しており、現地時間今月24日に予定されている「第95回アカデミー賞」ノミネーション発表にも期待が高まる。