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【鎌倉殿の13人】宮澤エマ「いち人間として実衣という役と向き合った1年でした」

 俳優の小栗旬が主演を務める、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)が18日、最終回を迎え、実衣役の宮澤エマがコメントを寄せた。

『鎌倉殿の13人』の場面カット(C)NHK

『鎌倉殿の13人』の場面カット(C)NHK

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 『鎌倉殿の13人』は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の『新選組!』、2016年の『真田丸』に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜氏が務め、野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描いた。

――実衣を演じきって
史実上存在する人物を演じるということの責任はもちろんあると思うんですけど、阿波局は政子やほかの人物よりはわかっていることが少ないキャラクターだったので、逆にすごくフィクションというか、想像の部分が多用されていたので、いち人間として実衣という役と向き合った1年でした。誰よりも普通の人、普通が何かというのはさておき、とても普通の感覚を持った伊豆の豪族の娘がこれだけ大きな歴史の渦に巻き込まれていくと変わらざるをえない。すごく立派な姉上(政子)に比べると、政に対する嗅覚とか才能というのもそこまでない。そういう普通の人は、自分の役割を一生懸命見つけようともがいていく人生なんだな、というのは、演じていて苦しい瞬間もありました。

「どうしてこの人はこういうタイミングでこういうことを言うんだろう」と、なかなか寄り添えないというか、共感できない部分もたくさんあるキャラクターではあったんですけど、その分すごくリアルで。前半は視聴者の方の気持ちを代弁するキャラクターだったのが、どんどん視聴者から離れた、暴走と言っていいのかわからないけど、愛しにくいキャラクターにはなっていったと思います。でもそれがすごく人間らしくて、一番普通の人の感覚を持っていたのかなという部分もあるので、「姉上にこんなこと言いたくない」とか「どうしてこういうことになっちゃったんだろう」と思わざるをえないところはあったんですけど、そこは三谷幸喜さんが、実衣にとっての大きな正念場やドラマチックなシーンをすばらしい形でつくってくださったので、演じていてやりがいがあるチャレンジでした。

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